今日買ってきた野菜、何ベクレルの土でつくられたの?

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今日買ってきた野菜、何ベクレルの土でつくられたの?

あなたの食べている農作物はどのような土壌で作られたか知っていますか?



毎日放射線測定器を持って歩いていると、僕の家の周りの空間線量は徐々に下がってきているように感じます。昨年までは0.09μSv/h〜0.10μSv/hだったのが最近は0.07μSv/h〜0.08μSv/hという感じです。しかしセシウムに関しては半減期をむかえたわけではないので別の場所に移動したということなのでしょうか。

アスファルトの上に積もったものは雨水に流されたり、風で移動したりとするようですが、その移動した先が粘土質の土だと、そこにとどまり、濃縮して高い線量を発するようになるというのが僕の観察結果です。

今後は空間線量は新たな放出や風で舞い上がったものの再降下をみる目安とはなるでしょうが、その土地の汚染度を測るには土壌の分析を詳細に行う必要があると思います。

これまで土壌の分析で広範囲に渡って調べてデータを出している団体に放射能防御プロジェクトがあります。この調査ではセシウム合計の数値を㎡換算してチェルノブイリ事故での避難区域の区分に対応させています。土壌の採取場所や採取方法が必ずしも同じではなかったりなのであくまでも参考としてですが、明らかにその場所にそれだけの量の放射性物質があったということですので、非常に有用なデータということができるのではないでしょうか。多くの行政が見て見ぬ振りなのか、なかったことにしたいのかはわかりませんが、こうしたデータをもっとみんなが知るべきだと思うのです。



そして、この調査からは首都圏にもチェルノブイリ事故時の第3区分・第4区分に匹敵する場所があるということを訴えています。





僕も今後はこの土壌調査が必要という認識で、行政へ要望を出そうと市議会議員の方と話をしている所なのですが、その話はまた進展があったらこのブログで書こうと思いますが、今日はちょっとおいておいて、農林水産省から次のような報道発表がされていましたので取り上げたいと思います。

農林水産技術会議「農地土壌の放射性物質濃度分布図」の作成について


この調査では東日本の広範囲の農地の土壌調査をおこなっていますので、色々と参考となるデータとなっています。(詳細はリンク先をご確認ください)

1 対象区域

23年公表分布図に記載した6県(宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県)に調査地点を追加し、さらに9都県(岩手県、山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)を加えた15都県の農地土壌を対象としました。



以下はその添付資料となっていた分布マップです。



僕たち消費者は産地をみて農作物を買うわけですが、昨年3月の原発事故以降、関東・東北の農地が放射性物質で汚染されてしまい、どこの産地が安全なのか分からなくなってしまいました。小さな子供を持つ親は万が一のことがあってはいけないということでまずはこれらの汚染された可能性がある産地の農作物を避けてきた訳です。

多くの市町村ではいまだに十分な検査体制が取られていない状況でもあるわけですが、こうして農地の汚染度が可視化されてくると食品を選ぶ際の参考になると思いますので、こうした調査をどんどん行い、どんどん公表することが必要になってくるのではないでしょうか。

そして問題は何ベクレルだったら避けるべきかとの判断基準が明確になっていないことです。農林水産省はひとつの目安として稲の作付けができる土壌は5000Bq/kg以下という指標を出しました。その結果この値であっても基準値500Bqを超えたお米が出回ることになってしまいました。これはまだまだ環境に放出された放射能に対しての知見が十分でないことの現れです。卓上の計算で制御できる事態ではないため、より安全サイドにたったスタンスで知見を積み上げていくしかないのだと思います。

ちなみに先程のチェルノブイリの避難区分はBq/㎡という単位です。kgから㎡に換算するには65を掛けるのが一般的のようですので、この値で計算してみると、5000Bq/kgは325,000Bq/㎡となり、上記の区分に当てはめると第3区分・希望移住区域・移住の権利が認められる地区ということになります。一概に同様にくくるわけには行きませんが、そのような場所で耕作することを認めているという状況と、そのような場所で作られた農作物を「食べて応援」と言っている国があるということも知っておく必要があります。

で、チェルノブイリの避難区分となる第4区分はは37,000Bq/㎡以上となっていますので、これを65で割るとおよそ570Bq/kgとなります。今回の農地土壌調査のマップの水色の場所ですね。これ以上の場所はチェルノブイリでは放射線管理区域もしくは避難区域となっていることを覚えておきたいと思います。



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