流通大国ゆえの汚染拡大

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20110719 [1/2]たね蒔き「チェルノブイリ事故で体験した食の汚染」
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20110719 [2/2]たね蒔き「チェルノブイリ事故で体験した食の汚染」
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西ベルリンの放射能検査所で

オーストリアのザルツブルグから、夜行列車を乗り継ぎ、ミュンヘン経由で東ドイツ(当時)を走り、西ベルリンに行った。そして、民間の放射能検査所を訪ねた。

ガラス越しに中の様子がまる見えの明るいオフィスだった。髭の所長のベルント・レーマンは気さくな感じの人である。

どうしてここができたのか、尋ねた。

「チェルノブイリ原発事故がきっかけなんです。あの時、政府は情報操作をしたり、隠したりしたでしょう。それに対して市民の間にかなり不満があって、やはり自分たちで情報を集めなければいけないということで、この検査所ができたわけです。芸術家や音楽家に協力してもらい、大きなコンサートを開いて資金集めをしたのですが、集まった10万マルク(1マルクは約80円=当時)のうち8万マルクでこの測定器を購入しました。ここがスタートしたのは86年の12月半ばです。維持するために、1回の測定に30マルク支払ってもらっています」

そう言って、彼はブルーの薄いニューズレターを取り出した。

「これが第一号で87年の1月に出たんですが、このころは乳製品の汚染がまだ激しかったので、牛乳と乳製品の特集をやりました。第二号は子供と乳幼児の食品特集です。ベルリンにあるベビー食品を生産・販売している各社の製品を、すべて買い込んだのです。そして検査して、どの会社のいつの製品はどれだけ汚染されているか、食べてもいいのか危険なのかを書いて発表しました。こういうことをやったのはここが初めてだったので、ものすごい反響で、西ドイツじゅうから電話がかかってきて鳴り続けるほどでした」

「その他の食品についてはどうですか」

「穀物は今でも危険な値が続いています。肉についても汚染はまだひどい状態です。特に汚染のひどいのは牛肉で、キロあたり70ベクレルとかそれ以上のものもあります。ドイツにくるものはほとんどトルコかイタリアからですが、この地域はまだ汚染がものすごくひどい状態なのです」

「今の状況はどれくらい続くのですか」

「今の状況ではヨーロッパの人々はまだしばらくは、かなり汚染のひどいものを食べ続けていくことになるでしょう。乳製品も肉も、汚染のひどいものは、しばらくたってから缶詰になったり加工されたりして市場にでてくることがあるので、まだまだ危険な状況が続くと思います。

大切なのは、その食べ物がどこからきているかを調べる事です。私たちは、西ドイツじゅうのここと同じような10ヵ所以上の検査所と協力して仕事しています。汚染のひどいところでは、それを食べずに輸出する場合も多く、汚染されていない場所でもそれを輸入して食べている人たちの体内汚染はひどいわけです。

ギリシャの場合でも、島によっては汚染はひどくないのに、そこの運ばれる食べ物のほとんどは、汚染の激しいギリシャ本土から運ばれてきます。

だから私たちは、食べ物がどこからくるのか、どのようなルートで取り引きされ、どこに出回るのかをきちんと調べなければならないのです」

広河隆一著 「チェルノブイリ報告」より

常陸牛を目指し育てられている肉用牛。全頭検査開始で市場の動きが注目される=茨城町 茨城新聞(2011/8/1) まずはしっかり検査を行い汚染食材を流通に乗せない仕組みづくりが急務



ウクライナやベラルーシなどのチェルノブイリに近い地域の人々は食生活が地産地消ということもあり、自分たちの栽培した食品で汚染が深刻化しました。 しかしチェルノブイリから1000キロ以上離れたドイツや近隣のヨーロッパ諸国でも放射能汚染は深刻だったようです。やはり当時から物流が発達していたため、汚染された食品が汚染の少ない地域にも運ばれ汚染を広げた格好でなのです。

翻って現在の日本はどうでしょう。高度に張り巡らされた物流網は北は北海道から南は沖縄まで、毛細血管のごとく張り巡らされ、昼夜を問わず、トラックや貨物列車、船舶や飛行機が行き交っています。一旦汚染された食品がこの物流網に流れ込んだら、いとも簡単に日本中にバラまかれることになってしまいます。

それを阻止するために出来ることはなんでしょうか?このチェルノブイリの事故後のヨーロッパ事情から見えてくる教訓は以下の通りです。



 ・汚染された食品は出荷しないこと。

 ・そのために検査体制を整えること。

 ・数値改ざんを許さないため、複数のチェックを入れること。

 ・牛肉トレーサビリティの仕組みを他の食材にも取入れること。

 ・インターネットを活用し素早い情報開示を行うこと。



他にも色々とあるでしょうが、こういったことをもっと具体的な仕組みへと落としこんでいく必要が目前にせまっています。

本来こういったことは政治が旗を振って行っていくことなのでしょうが、なぜか事故から五ヶ月が経っても、後手後手にしか対応できない状況です。政・官が動かないなら民が動くしかない。自ら動くことで、気づいていない人を気づかし、動かすしかない、そんな状況です。


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コメント

  1. bqrtd656 より:

    福島の除染廃棄物を鹿児島製造の堆肥として流通している可能性が高い。http://newskenm.blog.fc2.com/blog-entry-10640.html#more

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