【給食】キノコ使い過ぎ!もっと献立に配慮を。

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【給食】キノコ使い過ぎ!もっと献立に配慮を。原発事故から11ヶ月という月日が経ちましたが、いまだ子供たちの生活する空間には放射性物質が漂っています。
毎日測定器で屋内外の数値をウオッチしていますが、自宅内で0.06 屋外0.08-0.10(マイクロシーベルト/h)という数値の日が続いています。
また、風の強い日や雨・雪の日は数値が上昇する時もありましたので、まだしばらくは様子をみてマスクの着用など出来る範囲での防御を心がけたいものです。



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 給食は安全か?


さて、子供たちへの放射線の影響として、もうひとつ心配なのが食べ物による内部被曝です。


暫定基準値を超える食材が多数みつかっている



この数日でも暫定規制値を超えたシイタケが市場に出回っていたというニュースが複数ありました。

セシウム基準値4倍超え乾燥シイタケ、横浜のスーパーで7袋販売
(2012/2/ 9 msn産経ニュース) 


規制値超セシウム検出、乾シイタケが流通--昨年9~12月 /岐阜
(2012/2/9 毎日新聞ニュース)


栃木産シイタケ、暫定規制値超え 都内で販売  抜き打ち検査で判明
(2012/2/4 日本経済新聞)


宮城の一部シイタケ、出荷停止
(2012/01/16 時事ドットコム)



昨年話題となった牛肉の暫定規制値超えのときもそうでしたが、こうしたニュースは決まって後だしで出てきます。何度も何度もこうしたことが繰り返されているので、それゆえに親のコントロールの効かない給食が大丈夫なのかという心配がつきまとうのでしょう。

シイタケを含むキノコ類ですが、学校給食では使用を控えるどころか積極的に使用しているようです。

埼玉県北本市の小学校の給食では、2012年1月は14日中7日で使用していて、1日の献立で複数のキノコ類を使う場合もあるので単品数にすると8品となります。

さらに2月は21日中15日で使用されており、単品数では21品となります。(キノコ類:えのきだけ、マッシュルーム、なめこ、干し椎茸、エリンギ、しめじ、まいたけ、きくらげ)


測っていれば安心か?



はたして市場に出回っている食品は本当に安全なのでしょうか?

我が家では昨年より食品の汚染が一番の関心ごとだったわけですが、残念ながら多くの食品は測定されることなく店頭に並び消費されています。そもそも測定器の数が足りないのですから無理もありません。

そのあたりの事は週間ダイヤモンドの記事「穴だらけの食品放射能検査体制 4月の新基準値導入で混乱必至」で詳しく書かれています。

以下はその抜粋です。

問題点は大きく三つある。第1に、検査の品目と地域の偏りだ。

1月末までに厚生労働省に寄せられた累計検査数約9万6000件のうち、約6万件を牛肉が占める(図参照)。福島産の稲わらを経由して牛肉の汚染が広がり、現在も10の県が牛肉の全頭検査を行っているからだ。うち、232件で暫定規制値を超えた。

一方その他の食品では、茶が2227件の検査で暫定規制値超えが193件水産物は6003件の検査で同195件見つかった。暫定規制値超えの比率は牛肉よりはるかに大きいにもかかわらず、検査件数は格段に少ない。



第2に、検査装置の不足である。国の検査はゲルマニウム半導体検出器で精密検査することを基本にしているが、じつは国が保有する検出器は国内にわずか216台しかないのだ。



このような状況ですから牛肉以外の食品はほとんどスルーで食卓に上がっているのです。実際に暫定規制値を超えるような放射性廃棄物レベルの食品は少ないと思いますが、その暫定規制値自体が非常に高い値ということも考慮しておく必要があります。この暫定規制値 500Bqという数値は、あくまで非常時の暫定的な対応ということなのですから。(規制値は4月から強化されるようですが、それでもドイツやウクライナと比べると高いと言われています)

もちろん徐々に意識の高いメーカーや小売の現場では検査を強化する動きはでてきていますが、まだまだ十分とは言えない状況が継続しているのです。先のニュースになったシイタケも市場に出回っているものを抜き打ち検査して見つかったということです。

つまり測ってから売っているのはごくごく一部のサンプルだけということになります。


給食一食まるごとセシウム検査



このような状況の中、給食は大丈夫なのかという各地の親のたくさんの声もあり、各自治体では給食の独自検査の動きが広がっています。私の住む北本市でも11月よりLB200という簡易計測機での測定がはじまり、とりあえず、これで一安心と思っていたところでした。11月の測定開始からずっと検出値は ND(検出されず)でもありましたので。

北本市報道発表より転載



しかし測定してくれるということで思考停止に陥っていたようです。

多くの自治体が東京大学 早野龍五教授が提唱する「給食一食まるごとセシウム検査」をまねて、その日の食材の一食分をまぜこぜにしてミキサーにかけ測定するという方法を取っているようです。

給食一食まるごとセシウム検査




子供たちが食べる前に結果を出すということで、一品一品測るより効率的だし、これなら安心と思ったのですが、これには落とし穴がありました。

それが検出限界値です。早野教授はゲルマニウム半導体の検査機器を使って、検出限界値1Bqということでこの方法を提唱しています。これを検出限界値20Bqの機種でやっても先の暫定規制値越えのシイタケを検出することはできないのですね。まあ、もともとこの機種を使うということは20Bqは我慢しろということになってしまうのですが、親としては1Bqでも食べさせたくないのが心情ではないでしょうか。


つまりある日のメニューに、2000Bq/kgのシイタケその他0Bqの食材が使われたとします。そしてシイタケ一食分を5gとしてこの方法で測定すると・・・


シイタケ(5g)10Bq + その他0Bq = 10Bq


測定結果:ND 検出せず



となり、子供たちはこの放射性廃棄物レベルのシイタケをみんなで分け合って食べることになります。

シイタケ単品で測れば検出され子供たちの口に入ることを防げるけど、一食分として小分けにしてしまうことですり抜けてしまうのです。

これで安心と言えるでしょうか?


献立に配慮を



原発事故以降、政府は各メディアを通して食品の安全性を強調してきました。ただちに健康に影響はないと。そして食べて応援キャンペーンと言って被災地の食べ物を消費するように提唱してきました。

もちろん汚染されていない食材はどんどん消費するべきでしょう。しかし安全の担保がとれていない食材は少なくとも暫定対応として子供たちの口に入らないように配慮することが大人の責任ではないでしょうか。


放射能汚染の歴史としては、代表例としてスリーマイル島そしてチェルノブイリの原発事故があり、これらの事故が人体にどのような影響を与えてきたかは多くの研究論文や書籍、ビデオなどから仕入れることができます。そうした情報からは汚染されたキノコ、牛乳、牛肉、ベリー類などが大きく影響したということが教訓として得られます。なので念の為しばらくはこれらの食材を摂取することを控えておくということが今回の事故へのリスク対応となると思うのです。(今回の福島の事故の場合はこれらの食品にプラスして日本人の摂取量が多い、魚介類とお米の汚染を考慮する必要がありますね。)


しかし相変わらず給食の献立は食品の汚染をまったく考慮していないとしか思えない内容です。

先に書いたように1月と2月の献立表では、35日中22日でキノコを使用していて、キノコ汁のように1日に複数の種類が使われる日もありますから、子供たちはこの2ヶ月で延べ29品のキノコを食べることになります。

仮に上記のように一食1品あたり10Bqのセシウムが含まれているとすれば、2ヶ月で290Bqを食べることになります。1年では1740Bqとなります。キノコを食べても食べなくてもそれほど健康に影響はないのでしょうから、もう少し献立に配慮してくれればと思ってしまうのは私だけでしょうか?

このキノコの給食使用の件も再三、行政には要望しているのですが、「キノコの仕入れには考慮している。証明書をもらっている」という事を、聞けば答えてくれますが、情報を積極的に開示しようとはしてくれません。また献立の配慮をお願いしても対応はしてくれません。心配し過ぎかもしれませんが、これまでの事例からすると「後から発覚する」ということが続いているので、出来る限り確率を少なくした方がいいというのが主旨なんですが・・・


改めて内部被曝とは



多くの人が食品の汚染には無関心のように映ります。事故以降、私の中にも多くの葛藤があります。「少しなら大丈夫なんじゃない?」と。「神経質になり過ぎなんじゃ?」と。

しかし被ばくは足し算とも聞きます。なので自戒の意味もあり、内部被曝の影響をおさらいしておきます。

放射能は、細胞分裂で重要なDNAや染色体を傷つける

250mSv以下の放射線でも、細胞内部に活性酸素と呼ばれる有害物質を発生させ、それがDNAを破壊します。体内にはDNAを修復する作用があるのですが、これがうまくいかない場合に細胞分裂が阻害されたり、異常な細胞が増殖し「がん化」します。これは同じ量を被ばくしても人によって被害が出たり出なかったりするので「人口10万人あたり何名が将来がんにかかる」というように、確率で危険度を表します。これを確率的影響と呼びます。

内部被曝は、放射性物質を含んだ水や食べ物を飲食した場合、あるいは呼吸によって吸い込んだ場合に発生します。ヨウ素131は、のどの周囲にある甲状腺という器官に、セシウム137は筋肉をはじめとしたさまざまな臓器に、ストロンチウム90はカルシウムと似ているため骨に蓄えられます。これを放射性物資の臓器親和性といいます。内部被曝が恐ろしいのは、臓器と放射性物質の距離が極端に短いために外部被曝ではあまり問題にならないベータ線やアルファ線の影響も受けるからです。

世界一わかりやすい放射能の本当の話 子どもを守る編 監修:伊藤隼也 より



体の中に入った放射性物質は、周りの細胞をその放射線で切り刻んでいきます。1Bqとはその放射性物質が1秒間に1発、放射線を細胞に打ち込むということです。上の例で言えば、給食2ヶ月分でとりこんだ1740Bqの放射性物質は、1日に150,336,000発の放射線を細胞に打ち込むことになるのです。1日だけで一億五千万発ですよ。しかも給食だけでです。

Newton 2011年7月号より転載



人体には細胞の修復機能がありますが、あまりに打ち込まれる数が多かったりすると、修復時に元と同じに修復できなかったりとまれにイレギュラーが発生する場合があり、細胞分裂の盛んな子供ほど遺伝子の修復ミスの可能性が高いということです。特にこの絵のようにDNAの2本鎖をいっぺんに切断された場合がまずいそうです。

そして、その影響は世代を飛び越えて、その子の子や孫に出る場合もあることが分かっています。

だからこそ、確率を減らす意味でも、出来るだけ体内に放射性物質を入れない努力をする必要があるということになります。


まとめ



お子さんの通う学校の給食について、そして毎日の食事について今一度見直してみてはいかがでしょうか。何もないかもしれないけど何かあってからでは遅いのです。

そして今出来ることとして、以下のことを要望していきたいと思います。



給食一食まるごとセシウム検査にプラスして


気になる食材まるごとセシウム検査。



キノコやタケノコなどの放射性物質を吸収しやすい食材と食べる量の多いお米や魚介類の単品検査を要望していきましょう。

特に検出限界値が高い機種の場合はこのやり方を取らないと結果的には体内に放射性物質を取り込む可能性が高くなってしまいます。

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