低線量被ばくでも白血病のリスクが上昇

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低線量被ばくでも白血病のリスクが上昇

100ミリシーベルト以下でも安全ではなく、被ばくは少なければ少ない方がよいことが立証された!

175776 どうも!Marcoです。
梅雨らしく雨の日々が続いています。いかがお過ごしでしょうか?

被ばくの影響について少し気に留めておいたほうがよさそうな報道がありましたので、少しまとめておきます。


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低線量被ばくの考え方それぞれ

福島第一原発事故後、よく聞かれるのが次のフレーズ。

『100mSvまで安全』


専門家の先生が使うこの言葉が広く浸透し、低線量の被ばくの影響は切って捨てられています。

しかし、低線量の被ばくについては違った見方もあり、そのためにいわゆる「安全厨」と「危険厨」の対立が生まれてしまっています。

その主な仮説は以下の4つが代表的ですね。
低線量被ばくリスクモデル

しきい値説

100ミリシーベルト以下は安全という一番広く浸透している説。
日本政府もこの説をもとに避難区域の線引きや帰還の目安を判断している。

LNT仮説

しきい値なし直線モデルとも言われ、国際放射線防護委員会(ICRP)が提唱する説。
100ミリシーベルトなどのしきい値は設けず、低線量であっても確率は低いが影響があるとしている。

ホルミシス効果

少量の放射性物質を取り込むことは、かえって健康によいという説。
日本ではラドン温泉などがこの効果を期待して利用されている。

低線量内部被ばく重視

欧州放射線リスク委員会(ECRR)が提唱するモデル。
たとえ低線量であっても人体には悪影響があるとして、極力被ばくをさけることとしている。


諸説入り乱れ、ここに国策であったり、利権などのややこしい話が混ざってくるので、結局我々庶民にしてみると、

「よくわからない」


というのが本音です。
なので僕も、健康影響がわからな状況ならば、子どもたちの将来を考えると、より安全な説に近い行動を取るように気をつけているのです。

今回の報道は、この「よくわからない」状況に対して、裏付けをもったデータが提示されたということになるのでしょうか。


1ミリごとに白血病のリスクが上昇

今回発表されたこの調査結果ですが、
「リスク上昇が非常に小さいため、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいて政府などが定める被ばく線量限度の再検討は必要なさそう。ただ一定の線量を超えないと健康影響は出ないとする考え方は見直しを迫られそうだ。」としています。

低線量でも白血病リスク


国際がん研究機関 作業員30万人調査

チームは過去約60年にさかのぼりフランスと英国、米国の原発や核燃料施設などで1年以上働いた約30万8300人の健康状態と被ばく線量の関係を統計的に分析した。

 結果は、被ばくがなくても白血病を発症する可能性を1とする「相対リスク」を考えた場合、1ミリシーベルトの被ばくごとに相対リスクが1000分の3程度上昇するという内容。100ミリシーベルト以下の低線量でもリスクはなくならないとした。

 作業員の年間被ばく線量は平均1・1ミリシーベルト、積算線量は平均15.9ミリシーベルトで、531人が白血病で死亡。リンパ腫なども調べたが、白血病以外で明確なリスク上昇は確認できなかった。

 ICRPは100ミリシーベルトを超すと発がんリスクが高まると指摘。それより低い線量では、健康影響を懸念する専門家と、心配ないとする専門家で意見が分かれている。

 今回の研究費は、米エネルギー省や日本の厚生労働省などが拠出した。

2015年7月2日 中日新聞より引用


この調査は白血病に関しての調査ということですが、年間1ミリシーベルト余計に被ばくした場合、1000人中3人が余計に白血病になるリスクが増えるということです。

日本政府が居住の目安としている線量は年間20ミリシーベルトということですから、今回の調査結果が事実とするならば、帰還するということは、白血病のリスクが上がってしまうということになります。

誰もが慣れ親しんだ故郷に帰りたいという思いを持っていることでしょうが、前と同じ場所で暮らすことに白血病のリスクが増加されたなると、今まで以上に慎重に考えなくてはなりませんね。


さらに言えば、このデータは原発作業員を調査したものですから、対象は大人ということになります。
これまで放射線の影響は大人よりも子どもに大きく出るということが言われています。

原発事故後の日本は、普通に暮らす場所が原発敷地内のような状況になってしまいました。
だから子どもたちの年間被ばく線量が事故前と比べて高くなってしまっている場所がたくさんあります。


このような最新の知見を無視することなく、柔軟に考えを変えていくことが求められていますね。


このエントリーを書いている途中に、内部被ばくを考える市民研究会の川根先生から、次の資料を UPしましたと連絡をいただきました。
合わせてお読みください。

「100ミリシーベルトまでは健康影響はありません」はうそ。1ミリシーベルトで白血病のリスク増えるー国際がん研

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