800テラBqの汚染水が北米到着!29年目のチェルノブイリに何を学んだのか?

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800テラBqの汚染水が北米到着!29年目のチェルノブイリに何を学んだのか?どうも!Marcoです。

4月26日は何があった日かご存じでしょうか?
今から29年前の1986年にその事故は起こりました。チェルノブイリ原発事故です。
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原子炉の爆発により炉外に放出された放射性物質は、上空に巻き上げられ、地球を何周も周ったそうです。
一度でも原子力施設で過酷事故が起きれば、地球規模での影響が起きるということを見せつけられた事故でした。


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今も苦しむウクライナの現状


ウクライナでは29年目の追悼行事が行われたりしているようですが、耐用年数30年と言われた石棺がボロボロになっていて、放射性物質の放出を抑え込むためにも、石棺を囲む石棺を作るという果てしない作業に、生まれた時は関係のなかっただろう人たちが、その重責を担わないといけないという、なんともやりきれないことが現実に起きているんですね。

チェルノブイリ原発事故から29年で追悼

ウクライナにあるチェルノブイリ原発では、ソビエト時代の1986年4月26日試験運転中の原子炉で爆発が起きて大量の放射性物質が外部に放出され、半径30キロ以内の住民13万人余りが避難しました。
この事故で、原発の職員と消防署員らおよそ30人が高い放射線量の影響などによって死亡したほか、周辺の住民や事故処理に当たった作業員の間で、がんや白血病で亡くなったり、健康被害を訴えたりする人が増えていると報告されています。
チェルノブイリ原発の職員らが多く住む町スラブチチでは、26日未明、事故の起きた時間に合わせて原発の関係者ら数百人が集まり、犠牲者を追悼する碑の前でろうそくを手に祈りをささげました。
チェルノブイリ原発では、事故のあと、爆発が起きた原子炉の建屋がコンクリートや金属で覆われ、石で出来たひつぎを意味する「石棺」と呼ばれていますが、老朽化によって崩れるおそれが指摘され、内部にある放射性物質を含んだちりなどが外部へ飛び散ることが懸念されています。
このため原発の敷地内では、「石棺」を覆うために、2年後の完成を目指して高さ108メートルの巨大なアーチ型の構造物の建設が進んでいます。

2015年4月26日 NHK NEWS WEB より引用



一方、日本の原発は…



毎年毎年こうした追悼行事が行われて、その度に「この事故を教訓に、同じ過ちを犯さないため…」とかなんとか言う訳ですが、福島第一原発では相変わらず危機感などまるでないかのごとく、放射性物質を垂れ流しているわけです。
もう日本中、みんなが慣らされてしまっているので、ちょっとお漏らししたくらでは、「あっ、またか!」程度の扱いとなっています。

福島第一汚染水また外洋流出 ポンプ用発電機が停止

東京電力は二十一日、福島第一原発の外洋につながる排水溝から汚染水をくみ出し、専用港に排水するためのポンプ八台が全て停止し、溝をふさいでいた堰(せき)から汚染水が外洋に流出していたことを明らかにした。

 ポンプは、外部電源ではなく、可搬型のディーゼル発電機の電力で動いていたが、発電機内で漏電を検知して止まった。バックアップの発電機はなかった。

 東電によると、作業員が二十日午後二時すぎ、ポンプをチェックした際は動いていたが、二十一日午前八時四十五分に調べたところ停止していた。

 問題の溝は、1~4号機周辺の雨水を海に排水するために当初から設けられていた。しかし今年二月、東電は溝を流れる水には放射性セシウムなどが含まれ、継続的に海に流出していることを知りながら放置していたことが発覚。

 批判を受け、東電は溝に堰を取り付け、今月十七日から、たまった汚染水をポンプでくみ出し、比較的水の動きが少ない専用港内につながる別の溝に流し込む対策を始めた。

 本年度中に溝を付け替えるまでの応急措置だが、ポンプは一台当たり二秒ほどで家庭用浴槽の水をくみ上げるほどの能力がある。東電の担当者は「大雨を除けば、ほぼ汚染水はくみ上げられる」と対策の有効性を強調していた。

 しかし、ポンプを動かす肝心の電力がなくなり、予備電源もなく、対策は一時的に機能しなかった。
2015年4月22日 東京新聞 より転載


何度も何度も繰り返される、人的ミスによる漏出事故ですが、結局誰も責任を取らないのだから、またしばらくしたら同様の事故がおきるでしょう。
国が先頭に立って解決するなどと言いながら、その様子がまるで伝わってきませんし。結局何も学んでない。

その結果がこのニュースなんですかね。


セシウム汚染水アメリカ西海岸に到着!

北米沿岸に8百テラベクレル着へ 原発事故で海洋放出セシウム

【ウィーン共同】東京電力福島第1原発事故で海洋に放出された放射性セシウム137の約5%に当たる800テラベクレル(テラは1兆)が北米大陸の西海岸に到達するとの研究結果を福島大学環境放射能研究所の青山道夫教授がまとめ、24日までにウィーンの学会で発表した。約1年後にはほぼ全量がたどり着くという。

 日本の原子力規制委員会は、100テラベクレルを放出する大事故の発生確率を原子炉1基につき100万年に1回以下に抑える安全目標を決めているが、今回の数値はその8倍に相当する。

2015年4月24日 47NEWS より転載


No Fishing
100万年に1回以下の想定が、40年で8倍の量のセシウムが北米の西海岸を汚染する。
原子力施設の過酷事故の恐ろしさが、またしても目の前に叩きつけられることになりました。
この発表の詳細を読んだ訳ではないので分かりませんが、原子炉から放出されたのはセシウムだけではないのですから、そのあたりの影響がどうなのか、続報として情報を流していただきたいものです。

海洋汚染で心配なのは、生物濃縮による食物連鎖の影響です。
そう思うと、やっぱり「なかったことに」はできないよなぁ…


それでも再稼働に一直線!



人類はチェルノブイリと 福島第一原発という二つの大きな原子力災害を経験した訳ですが、まったく事故の後始末がついていないのに、さらに自分の不祥事は棚に上げてでも、原発再稼働に邁進するという不思議な生き物です。

様々な立場があるのでしょうが、それにしても「これでも、まだ原発推進なの?」と首をかしげるだけのお粗末さも露呈してると思うのですが、皆さんはどう思われますか。

声には出さないけど原発再稼働を憂いている人もたくさんいるわけで、それでも動かすならよほど慎重に、絶対ミスなど許されないと思うのですが、当の本人たちがどこまで責任を持っているのか首を傾げたくなる報道も上がってきています。

川内原発再稼働ずれ込み 規制委、九電の準備不足指摘

九州電力は23日、川内原子力発電所1号機(鹿児島県)の再稼働に向けた工程を原子力規制委員会に報告した。7月上旬の再稼働を目指してきたが、同月中旬にずれ込むとの見通しを示した。規制委側からは九電の準備不足を指摘する声も上がっており、再稼働がさらに遅れる可能性がある。

 川内1号機は3月から再稼働前の最終手続きである「使用前検査」に入っている。規制委が現地で設備を確認し、問題がなければ原子炉を起動できる。九電は7月上旬に再稼働させる方針だったが、検査への対応に手間取っている。

 23日に明らかにした工程では、6月に原子炉に核燃料を入れて7月中旬に再稼働する見通しを示した。これに対し、規制委の更田豊志委員長代理は「工程に現実性があるとは思えない」と指摘、さらに遅れる可能性を示唆した。九電は改めて計画を精査する。

 川内原発を巡っては、22日に鹿児島地裁が運転差し止めを求める住民らの仮処分の申し立てを却下した。再稼働へのハードルはほぼなくなったが、実際に運転する体制を整えるのに時間がかかっている。

2015年4月24日 日本経済新聞 より転載


チェルノブイリ原発事故から29年目という節目の日に絡めて、最近の原発関連のニュースをつなげてみてきました。
あきれたくもなりますが、無関心でいたことが事故を招いた一因でもあるでしょうから、情報を調べて伝えるて考えることを継続していきましょう。



photo credit: 02790015 via photopin (license)
photo credit: No Fishing via photopin (license)

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