ジビエ料理のセシウム濃度に要注意!ノルウェーでは27年後でも基準値越え

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ジビエ料理のセシウム濃度に要注意!ノルウェーでは27年後でも基準値越えどうも!Marcoです。
「食欲の秋」を満喫している方も多い事と思いますが、昨今「ジビエ料理」というキーワードをよく見かけます。

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「ジビエ」とは野生のシカやイノシシなどの野生動物の肉のこと。
増え過ぎた野生シカの駆除とジビエ料理の流行が無関係でないなど、社会的な問題も含んでいるのだと思いますが、人間の好奇心と食への探究心はスゴいものがありますね。

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様々な問題点も・・・



このジビエ料理ですが、口にするにはそれなりの過程を経たものでないと危険な側面もあるようで、厚生労働省からは次のような指針が出されているようです。


ジビエ料理:食中毒防止に十分な加熱を…国が指針

シカやイノシシなど野生鳥獣の肉を食材にする「ジビエ料理」について、厚生労働省の専門家検討会は安全に食べるための指針をまとめた。猟銃で捕獲する際の「狙い所」や、食中毒防止に必要な加熱温度など、狩猟から調理までの具体的な衛生管理方法を示した。ジビエ料理で国が基準を設けたのは初めて。

毎日新聞より引用

2014年10月06日 毎日新聞 より引用


これから紅葉シーズンとなり、山へ行楽に出掛ける事も多くなることから、ジビエ料理に巡り会う確率も増えると思います。
また、街中でもジビエ料理を提供してくれるレストランが増えていると聞いています。

お店で出してくれるものは絶対安全との思い込みもあるでしょうが、少しこうした情報にも気を掛けておいた方がよいかもしれません。



さらに気にしておいて欲しいこと



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静かなブームとなっている「ジビエ料理」ですが、当サイト的に気になるニュースを見かけました。

トナカイ肉の放射能濃度が急上昇、ノルウェー

【10月10日 AFP】旧ソ連のチェルノブイリ(Chernobyl)原発で大事故が発生してからほぼ30年が経過したが、数千キロ離れたノルウェーでは最近、トナカイの肉に含まれる放射能濃度が急上昇し、食肉として消費するのは不適格となっている。同国政府機関が9日、明らかにした。

 ノルウェー中部では今年、原発事故で大気中に放出された放射性同位元素のセシウム137のトナカイの肉に含まれる濃度が1キロ当たり最大8200ベクレルに達した。同地域は1986年の原発事故で発生した「放射性プルーム(放射性雲)」により甚大な影響を受けた。

 ノルウェー放射線防護機関(Norwegian Radiation Protection Authority、NRPA)の研究者、インガー・マルグレーテ・アイケルマン(Inger Margrethe Eikelmann)氏は、AFPの取材に「これは、トナカイの食肉処理を行える上限値をはるかに上回っている」と語った。

 2年前にトナカイの肉に含まれていたセシウム137の平均値は1500~2500ベクレル。同国の許容限界値は3000ベクレルに設定されている。結果、毎年9月末に伝統的に行われているトナカイ数百頭の食肉処理が実施されることはなかった。

「生態系では長年にわたってセシウムの減少がみられており、今年のトナカイでも基準値を下回ると考えていた」とアイケルマン氏は話す。

 放射能濃度が上昇に転じた原因は、今年の夏の暖かく、湿気の多い気候が、「ショウゲンジ」というキノコの成長を促進させたことにある。ショウゲンジは、トナカイやヒツジなどの放牧されている家畜が好んで食べる餌の一つだ。

 ショウゲンジは、土壌上層部に含まれる栄養を吸収する。ここにはセシウム137の大半が存在する。

 アイケルマン氏によると、トナカイがショウゲンジを食べなくなれば、体内の放射能濃度は2~3週間で半減するという。またショウゲンジは初霜が降りると、自然に姿を消してしまう。

 ただ野生で得られるトナカイの餌に改善がみられない場合、所有者らはトナカイを囲いのある牧草地に閉じ込めて適切な餌を与えることで、11月~12月には射殺処分することができるようになるとアイケルマン氏はみている。(c)AFP

2014年10月10日 AFP BB NEWS より転載


チェルノブイリ原発事故からもうすぐ30年という歳月が流れようとしています。
この数千キロも離れたノルウェーのトナカイが汚染されたという話はよく聞きますが、その汚染は未だに影響をおよぼしているということに驚きます。
セシウム137やストロンチウム90という放射性物質は半減期が30年といいますから、未だに放出後の力をそのまま備えて、環境を汚染し続けているということになります。

過去、このサイトでは「食品汚染地図」という試みをしてみたりしましたが、こうした作業をしてみると、どの地方のどの場所の、どんな食品が汚染されているのかがよく理解できます。

【食品汚染地図】2013年1月分もつくってみた!

セシウムなどの放射性物質は、関東・東北の山に多く降り積もりました。
そしてキノコや山菜類がそれを効率的に吸収します。おそらく昆虫や小動物にも蓄積されていくのでしょう。
そのキノコや山菜、小動物をイノシシやシカが捕食します。
食物連鎖の上位に行くほど、その蓄積濃度は高くなっていきます。
厚生労働省の食品検査データを見ていると、イノシシやシカ、熊などの濃度が高いことがよく分かります。

その最上位にいるのが人間ですね。



このノルウェーのトナカイのニュースを読むと、

「ノルウェーの基準値は3000ベクレルなんだ。」

「日本の基準値は厳しすぎるな」

といった方向に議論がいってしまうかもしれません。
しかし一方で、このトナカイの肉を常食しているサーメ地方の人たちのガンになる確率が、事故前と比べて34%も上昇したという話もあります。

【書き起こし】追跡!真相ファイル 低線量被ばく 揺らぐ国際基準



いずれにせよ、今までなかった「放射性物質」が僕たちが口にする食品に含まれているという事実があります。
そして、ジビエ料理はその確率と量が他の食品よりも高くなる傾向があり、さらに、長期に渡ってそのリスクがあるということが、このニュースから分かりますね。


ちなみに、先に紹介した厚生労働省の指針にはセシウムに関する注意喚起などはありませんし、提供する側の意識も薄まっていることが想像できることから、放射能汚染に関することは、自ら情報を拾っていくしかありません。


流行と味覚の欲を優先させるか、あえてリスクを排除するか、すべては家庭ごとの判断となります。


photo credit: Tavallai via photopin cc

photo credit: NathanaelBC via photopin cc

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