【内部被ばくの影響】反核医師の会 雪田慎二先生に聞いてみた!

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【内部被ばくの影響】反核医師の会 雪田慎二先生に聞いてみた!Head in Hands
どうも!Marcoです。
2012年9月9日に行われた、埼玉協同病院 副委員長であり、埼玉反核医師の会代表委員の雪田慎二さんの講演に行ってきました。

「福島第一原発事故と放射線による健康被害」サブタイトル/・・また「だまされた」ということがないように・・という題名の講演でした。


自ら事故後の福島で現地調査を行い、チェルノブイリへも足を運んだという雪田さんの話は大変聞き易く、今の原発行政の日本と世界の実情の一旦を垣間みれる、そんな内容でした。


埼玉県川口市の雪田先生の病院でも、昨年3月15日にはレントゲンフィルムに黒いしみが確認されたということで、相当な量のホットパーティクル(放射性微粒子)が飛んできていたんだと、改めて恐ろしくなりました。



本日ご紹介するのは講演終了後に質問時間がありましたので、これまで記事にしてきた事への確認の意味で、3つ質問をしました。

その時の僕の質問と雪田先生の回答をメモ代わりに書いておきます。


<僕の質問>


お聞きしたいのが、先ほどもありました「現場の生の情報」ということで、北本市の方は、早川先生(群馬大学)のマップでも色がついていないということもありまして、汚染が薄いということもあるんですけど、それは他に比べればということで、かなり線量の高い「マイクロスポット」と言う場所があることが分かっています。

今、空間線量ですと北本市の除染基準は0.23μSv/hということで6000ヶ所ぐらいを調べて(除染基準より)高い場合は除染をしたということになっていますけど、まだまだ取りきれていないということもありまして、私が問題と思っていることは、0.23μSv/hに満たないような場所でも土の汚染度というのは濃くなっているなということです。


実際に学校の数箇所を測ったデータですけれども、市内の小学校で、市の公式測定では、55Bq/kgという数字が出ている校庭で、これは深さ5cmで掘った土を混ぜ合わせて希釈してということなんですけど、その校庭の土を2ヶ所、30cm四方、深さ2、3cmで取った土を調べた所、一ヶ所が300Bq/kg、もう一ヶ所が650Bq/kgという値がでています。

それから校庭ではないのですけど、去年の落ち葉を集めた堆肥ですね、これを作ったところの場所が4460Bq/kg<出てます。

それから同じ学校の正門前なんですけども、雨水が集まって土が溜まるような場所なんですけど、この土砂が13000Bq/kg<というような値が出ておりまして、こういった場所は0.23に満たないような値ですけど、土を測るとその位の値になっているということが、私のほうが調べた北本市の実情となっています。

こういったものが子ども達の周りに、側溝だとか校舎の影の雨どいの下とかそういった場所ではないところ、土ぼこりが舞うような場所でそのような値が出ていることに非常に危惧しているところです。



お聞きしたいのはその数値が意味するところの影響がどの位あるのかと言うことが1つと、私の方が内部被ばくという所では、経口摂取ですね、食品から入ってくるもの、飲み物から入ってくるもの、それから吸気的に入ってくるもの、吸い込むというもの、その吸気と経口のどちらの方が影響が大きいのかということが二つ目、それから三つ目としては、スライドにもあったのですけど、関東にも飛んできたというホットパーティクルですが、クリス・バズビーさんやアーニー・ガンダーセンさんといった海外の専門家の方が、フィルターからとった核種の中にウランが含まれていたとかいうデータもあるということなんですけど、先生の見立てとしては如何なものなのか、以上3点についてお聞きしたいと思います。


<雪田先生の回答>



土壌の測定値について

えーっとまず地面にどのくらいのセシウムがついているかという話なんですけども、あのう、ホットスポットと呼ばれていなくても、もう日本全国それなりには飛んでるのは事実なので、やっぱり調べればちゃんと出てくると思います。

で、その時にたとえばですね、ゴミを燃やしますよね、で、その時に燃えカスが出ますよね、燃えカスの放射能を測ったときに、どれくらいまでは普通に処理しちゃっていいかという基準がもともとあったんですね。それがどういう基準だったかというと100ベクレルとたしか言われていたんですよね、だからゴミを燃やして残った焼却灰を普通のゴミとして捨てちゃっていいのは100ベクレル以下ですっていうのが今までの日本の基準だったんですね。

だからそれくらい厳密にやってたっていうことです。それが今は、たしか8000ベクレルっていう風に突如基準を変えて、8000ベクレルまではいいですよと言う話になっちゃって、一説には今度は10万ベクレルにしようかななんて話もでてきているわけですけど、まっ、その位の基準でやってきたわけです。ですから基本的に土地もそういった考え方でやった方が僕はいいと思います


で、先ほどのベクレルの表示は、それはあれですか?削って何ベクレルって測ったという事ですね、ですから基本的に、何センチ削るかによってデータって変わっちゃわけですよね。

基本的は散々言われているようにセシウムっていうのは粘土に吸着される可能性が高いということで、土の表面のところにかなりたまっているはずですので、ですから重さでやるより、基本的に国際的には面積で測ることになっているので、きちっと面積でどうなのか、1平方メートルあたりとかね、そういう面積による放射能の測定の方が基本的にいいです


で、実際にですね、空間線量0.23というのは僕ははっきり言って高いと思います。ですからそれ以下だからいいですよって言うのは、私は乱暴かなと。特に子供たちが立ち寄るところに関しては、やはりもっと細かく測っていって、やっぱり危険なところは削って除染するっていうことが今でもまだ必要だということです。

当初は雨どいの下とかあるいは滑り台のちょうど滑って子ども達の降りるあたりとかが汚染が多いといって皆さん一生懸命調べたと思うんですけど、必ずしもそこだけじゃないといのが今、分かっているんですね。

側溝のところもそうですし、やっぱり部分的に高いというところはあるということが指摘されているので、やはり念の為きちっとこまめに測るということが必要です。

行政によっても違うんでしょうけど、やはりまだらに測っていますよね、測定の間隔が非常にまだらに測ってますので、もっと細かい形で測ってもらうようにすることが必要だと思っています。


ちなみに皆さん、線量計って個人でお持ちですか?結構いろいろな線量計を個人で持っている方もいると思いますけど、いろいろ数値の信頼性が高い低いとか言われていますけど、信頼性が多少低いものであっても高いところと低いところの違いは、ある程度区別できる仕組みにはなっていると思うんですね。何回測ってもここだけが一ヶ所高いのであれば、やっぱりそこは高い可能性があるので、そこを行政にちゃんと測ってもらう、ということが必要だと思います。

ですから、土の除染についてはいろいろと難しい状態にあるのですけど、やっぱり子どもの立ち寄るところは今後も引き続きチェックしていくという事が必要です。


吸入摂取と経口摂取の影響度について


それから、吸うと飲んで吸収でどう違うかと言うことですけど、これもいろいろと議論があって、私もあまり明確に言えないのですけども、よく内部被ばくたいした事ないって言い方をする論拠は、そもそもカリウムですね、放射性のカリウムというのがもともと人間の中にはたくさんあって、で、そういったものが全身に散らばっているんですね。

もともとカリウムによるベーター線被ばくをもともと人間はしているんですね。そこにセシウムが入ってくると、セシウムはもともとカリウムと同じような動きをすると言われているんですけども、セシウムが一つ一つの原子として本当にバラバラにバラバラなっているんであれば、たぶんカリウムと同じような扱いで考えることができると思うんです。

ただ消化管から吸収されたときにどういう形態で血液の中に回っているかというのは明確なものは今でていないんです。


である以上、カリウムとまったく同じと見なすというのはできないかなという風には思っています。ですから消化管からどういった形態で吸収されるかという研究がもう少し出てこないとなんとも言えないかなと。


吸ったものに関しては、やはり、先ほどもお示ししたように、粒子として吸っている可能性があるんですね。わずか数ミクロンといっても、その中には山ほどの放射性物質が入っているので、そういったものは肺に引っかかった場合に、その組織の周辺で繰り返し繰り返しベータ線被ばくをするっていうのはありえることですので、やはり吸入したものの方がどっちかっていうと私自身は今後大きな問題になるんじゃないかなという気はしています。でも、これはまだ臨床の段階であまり明確にはなっていません。


ウランの存在について


それで、この粒子の中にウランがあるかどうかということですけど、それは私たちの仲間が調べているところでは、まだ分かっていません

とにかく先ほど示したように放射性物質を含んだ粒子がたくさん飛んでたという事実はあるんですけど、その中身の分析はできていません。

もしそこにウランとかプルトニウムがもしあったとすると、それがもし例えば、身体の中に入れば、先ほど最も危険といったアルファ線の被ばくをする可能性があります。ですから、そのアルファ線の被ばくがもし起こりうるという話になると、内部被ばくの評価はまたガラっと変わってしまうと思います。


チェルノブイリの場合には、原子炉そのものが爆発しているんですよね。ですから、あの中にあったプルトニウム、それからウランがかなり広範囲に飛び散っているというのが分かっていて、ですからチェルノブイリで被害が拡大した理由は、そういうアルファ線被ばくがあるからだろうと思います。

ですからそれが日本でもどうなのかということについては、今後もうちょっとしっかり調べてあみないといけないということです。今のところはチェルノブイリのようなアルファ線被ばくが広範囲で起きるという風には見なされていないので現時点では「大変だ、大変だ」という風に言う必要があるのかは僕も迷うとこですけど、まだよく分からない部分があるのでしっかりと決着はつける必要があると思います。



いかがでしたでしょうか?

このブログで僕が調べて書いてきたことについて、どこかで専門家の方の意見がきいてみたかったのですが、雪田先生の見解は以上のようなことでした。

ほぼ、僕と同じ見方をしていましたので、それほど的外れなことを書いてきたわけではないのかなと。


これからも多くの方の意見や見解を調べて綴って行きたいと思います。


photo credit: Alex E. Proimos via photopin cc


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