埼玉の空間線量は平常時の40倍だった!続く親子の苦悩

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埼玉の空間線量は平常時の40倍だった!続く親子の苦悩

福島中央テレビの映像(読売新聞より転載)

福島中央テレビの映像(読売新聞より転載)



どうも!Marcoです。
今回の原発事故では、政府と東京電力の情報隠蔽により、本来ならしなくていい被ばくをしてしまった子どもが大勢いると予想されます。

Speedyによる解析データを公開して逃げる方角を伝えていれば、余計な心配をする必要が減っていたことでしょう。まったく許しがたい対応をしてくれたものです。


僕の住む埼玉県でも、3月15日には空間線量が平常時の40倍に跳ね上がったという情報が、教育委員会をはじめとする行政サイドには伝わっていたそうです。

情報を知っていた大人たちは子どもたちを守ることをせず、情報を隠し続けました。

当時ガソリン不足ということもあり、僕も子どもを自転車に乗せて買い物や図書館にと動き回っていました。本当に今考えると悔やまれる行動でした。

ひとこと「外出は控えてください」と、せめて「子どもたちを外出させないように」と、どうして言ってくれなかったのでしょう。


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親たちの苦悩

子どもたちは何の罪もないのに、この先、何年後かに、もしかしたら病気になるかもしれないと、潜在的に思って暮らして行くとしたら、我々大人はどれだけの負担を子どもに強いているのでしょう。
また、その事を自分の行動の責任と思い悩む親の気持ちは、国が違えど変わりはありません。

松本市長 菅谷 昭さんの著書「チェルノブイリ診療記」に、同じように思い悩む親子の様子が描かれていましたので引用させていただきました。

毎日夕方の面会時間が近づくと、二階にある甲状腺疾患病棟に隣接する狭い待合廊下は、患者の家族や見舞い客で混雑する。こと週末ともなると、その数は驚くほど増える。彼らは原則として病棟に入ることを厳しく禁じられている。もちろん入院している子どもたちの親兄弟も同じである。

午前、午後の回診時には朗らかそうな顔をして、自分の病気のことなどあまり気にかけている様子の見えない男の子らも、この時間帯ばかりはどうも違うようだ。両親にぴったりくっついたまま離れない子がいる。もちろん親の方も子どもの肩に手を回したり、小さな手を握ってあげたりしている。

甘えん坊の男の子などは、母親と頬擦りをして離れようとしない。ときには、無言のままうつむき加減の幼児の目に、チラッと光るものが見えることもある。

廊下の片隅で、見舞いに来てくれた友だちといつまでも話し続けている子もいる。節電のためか、薄暗い待合い廊下の長椅子に腰をかけ、憂いに沈んだ顔でわが子を見つめる親たちの姿が、深い悲しみの色を倍加させる。

ミンスクから遠くは慣れた高汚染地域から入院してきた子供たちの親は、愛児との束の間の面会が終わると、また何時間も列車にゆられ、自分の家に寂しく帰って行く。夜行列車の車窓にはてしなく広がる暗やみを見つめ、彼らはいったい何を考えるのであろうか。

何度悔やんでも悔やみきれないあの事故当時のことが、今もなお脳裏から消え去らないに違いない。

あのとき、外に出さなければ。

あのとき、キノコを食べさせなければ。

あのとき、森に連れて行かなければ。

とにかく、自分を責めさいなむことばかりではないだろうか。それはいつしか、悲しみや悔しさの涙となり、とめどなく彼らの頬を濡らし続けることであろう。今さらいくら自分を責めたところでどうにもならないと、わかりすぎるくらいわかっていても、わが子への不憫さはつのるばかりであろう。

菅谷 昭 著 「チェルノブイリ診療記」より


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放射性物質は日本の広い範囲に飛び散り、食べ物や瓦礫、そして肥料やコンクリートに姿を変えて日本全国にその勢力を拡大しています。

日本中、どこにいっても大なり小なりの被ばくを覚悟しなければなりません。

せめて少しでもその量を減らしてあげられるように大人は努力をしなくてはなりません。
あなたの子どもを守れるのはあなただけなのです。

▼こちらの動画も合わせどうぞ!
チェルノブイリ小児病棟_01 〜5年目の報告〜
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チェルノブイリ小児病棟_02 〜5年目の報告〜
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※このエントリーは2015年5月17日に加筆・修正しました。

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