給食は大丈夫?気になる小麦のセシウムとストロンチウム

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給食は大丈夫?気になる小麦のセシウムとストロンチウムどうも!Marcoです。
小麦粉の汚染が深刻ではないのか?
最近インターネットでそんな話題を目にします。



これは横浜市で調べた方のツイートですが、横浜市で収穫された小麦からこれだけの量のセシウムが検出されているんですね。そしてこの小麦の汚染は関東地方の広い範囲に及んでいると思われます。

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関東各地の主な麦類の汚染状況

北関東3県の測定データ



北関東3県の小麦汚染

関東各地で昨年の秋に収穫された小麦は結構な量のセシウムが測定されていました。しかし暫定規制値は当時500Bq/kg、現在100Bq/kgのため、これ以下のものは市場に出回っているんですね。

埼玉県の測定データ

そして埼玉県で収穫された小麦もやはりそれなりに汚染されていました。

これまで国産小麦はどちらかというと食材にこだわった方が使うというイメージがありました。また学校給食などでは地産地消のシンボル的な扱いで重用されてきた食材だったのではないでしょうか。

埼玉県の学校給食に使われている小麦粉は学校給食会のHPによると、埼玉県産の小麦粉「農林61号」が使用されています。これらの汚染された小麦と同じものなのかは分かりませんが、この各県の小麦の汚染度からすると同じ埼玉県内で収穫されたのですから無傷で済んでいるとはちょっと考えられませんね。


希釈政策は許されない

給食用の小麦粉はゲルマニウム半導体検出器で測定されているようですが、検出限界が10Bqとなっています。アメリカ・カナダ産の強力粉と混ぜてしまえば検出限界以下になるのかもしれませんが、もし混ぜ合わせた結果として検出されないというのであれば、そのような行為はすべきではないと考えます。子供たちには出来る限り汚染されていないものを食べさせなくてはなりません。低線量での内部被ばくの身体への影響は答のでていない状況なのですから。



埼玉県学校給食会のHPより転載



この放射能汚染の問題は、食品に関しても、瓦礫に関しても、焼却灰に関しても、混ぜれば大丈夫、薄めれば大丈夫と言った「希釈政策」は、国際的にも禁止されているとのことです。

この「希釈」という概念がないがしろにされ過ぎていることをもっと真剣に考える必要があるのではないでしょうか?

福島の原子炉災害の後も放射線防護の原則を無視することは許されない

ドイツ放射線防護協会会長 Dr.セバスチャン・プフルークバイル

放射線防護における国際的な合意では、特定の措置を取らないで済ませたいがために、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを、汚染されていないものと混ぜることによって特定の放射線量を減らし「危険ではない」ものにすることを禁止しています。日本の官庁は現時点において、食品の分野、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の分野で、この希釈禁止に違反しています。ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告します。さもなければ、日本のすべての住民が、忍び足で迫ってくる汚染という方式で、第二のフクシマにさらされることになるでしょう。これによって、明確な区間的境界を定め、安全に設置され、よく監視された廃棄物置き場を利用するより、防護はさらに難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のように汚染された物質や食品を取り扱っていくと、住民の健康への害をより拡大することになります。

内部被曝からいのちを守る 市民と科学者の内部被曝問題研究会編より引用


小麦粉は、パンやめんといった子供たちが好きな、よく食べる食材となりますので、やはり不安のタネとなります。食べる量が多い食材の規制値は、限りなく低く保つ必要があるのではないでしょうか。

少なくとも給食食材などは。

まずはこういった事実を認識して現状を確認して行かなくてはなりませんね。


小麦の汚染はセシウムだけじゃない?

今回あえて小麦の汚染を取り上げたのは、内部被ばくを考える市民研究会の川根先生が編集した次のデータを見たからです。



このグラフは1960年代から、国内のお米と小麦に含まれるセシウム137ストロンチウム90の濃度を調べたものです。こうしたデータがあるのですね。

ここで注目したいのは、玄麦のセシウムとストロンチムの比率です。

1960年から1980年にかけては、ほぼ同じような比率で推移して、1980年以降はストロンチウムの方の濃度が高くなっています。

福島原発事故で拡散した放射性物質は現在ではセシウムしか測定されていませんが、このストロンチウムの影響がどの程度あるのかが謎な状況です。

過去のデータからすると
セシウムがあれば必ずストロンチウムも存在しているはずなのですが、なぜか完全に無視されています。

しかも小麦に関して言えばストロンチウムを多く取込む性質を持っているのかもしれません。


ストロンチウムを測定するというのは手間と時間がかかるため費用がかかります。なので行政の責任として測定を行なって欲しいところです。

しかしストロンチウムなどのガンマ線以外の核種については、なかなか手をつけようとしません。
各地に増えてきた民間測定所では対応できないこともあり、市民レベルではなかなか打つ手がないのが実態ですね。


ストロンチウムの測定

そんな状況を少しでも変えようと以前このブログでも紹介した「さいたまラボ」さんでは、ストロンチウム測定のためのカンパをつのっています。

検体は未定とのことですが、まずは土壌のストロンチウムを測定して、今の現状を確認することが必要ですね。

子供たちの環境を少しでもよくしていくためにご協力いただければ幸いです。

ストロンチウム測定のために、カンパのお願い

※上記リンク先で振込先や連絡先を記載しています。

さいたまラボでは、さいたま市の土壌の放射性ストロンチウムの測定を同位体研究所に測定依頼する予定です(検体未決定)。

つきましては、さいたまラボ内にある募金箱にカンパいただけると助かります!

同位体研究所 ストロンチウム測定

土壌 測定料金 1検体 45,000円

http://www.radio-isotope.jp/Fee/fee_Sr990.html


当サイトとしても微力ながら協力して行きたいと思います。

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<2012年7月15日追記>

こんな情報も出てきてますね。

国内産の小麦粉(中力粉)のセシウムを検査しました。結果は「16ベクレル」でした。小麦粉は食べる頻度も高く、食べる量も多いので、ご注意ください。http://t.co/SpEXOoUy
@chidaisan
ちだい


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コメント

  1. […] 【小麦汚染】セシウムもすごいけどストロンチウムはどうなの? | after311.info←こちらも1年前のデータ、結構まんべんなく検出されている状況はわかります。 […]

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