【長崎原爆】「私の体が内部被ばくを証明している」この判決は福島事故の未来を占う!

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【長崎原爆】「私の体が内部被ばくを証明している」この判決は福島事故の未来を占う!その爆弾はキノコ雲を巻き上げ、多くの長崎市民を惨殺し、かろうじて助かった人たちも堪え難い苦痛を背負うことになりました。そんな日本人なら忘れてはならないような出来事ですが、いつしか時は流れ同じ日本という国に住んでいながら、遠い昔の話、教科書や書籍でしか触れられない歴史上のひとつの出来事として忘れ去られようとしていないでしょうか。


Wikipedia長崎市への原子爆弾投下のページより引用

1945年8月9日11時2分、アメリカ軍は長崎にファットマンと名付けた原子爆弾を投下しました。
しかし、当事者の方の闘いはいまだに続いているのですね。その事を意識する必要があるし、何よりこの闘いが福島原発事故で被ばくする事になった多くの人に意味のある出来事だということを考えた方がよいと思います。

以下に今日の報道を転載します。


「被爆体験者」訴訟あす判決」

長崎新聞 龍〜なが 6月24日

被爆体験者訴訟の主な争点

爆心地から半径12キロ圏内で長崎原爆に遭いながら被爆者と認められていない「被爆体験者」395人が、国や県、長崎市に被爆者健康手帳の交付などを求めた第1陣訴訟の判決が25日、長崎地裁で言い渡される。被爆者援護法の解釈や、放射性降下物による内部被ばくの健康影響などが主な争点。1陣原告でつくる全国被爆体験者協議会の会長、小川博文さん(69)は「私たちにはもう時間がない。一日も早く被爆者と認めてほしい」と訴える。

「苦しみながら闘ってきた。25日は必ず勝利する。あと少し頑張ろう」。18日に長崎市内の公園であった原告団集会。降りしきる雨の中、小川さんは仲間たちに呼び掛けた。2007年6月から会長として活動の先頭に立ってきた。同年11月の提訴から4年半が過ぎ、26人の原告が死去。自身も昨年11月に末期がんと診断され、余命1年と宣告されたが、抗がん剤治療を続けながら先月も上京して要請活動を行った。

「がんは原爆放射線の影響。私の体が内部被ばくを証明している。私たちは被爆者だ」。小川さんは語気を強める。

訴訟最大の争点は、被爆者援護法が定める「身体に原爆放射能の影響を受けるような事情の下にあった者」という「3号被爆者」の適用要件の解釈。国は1号の直接被爆と2号の入市被爆で被爆者はほぼ包括され、負傷した被爆者を救護したケースなどで認めている3号は例外的規定とする。一方、原告側は「被爆体験者がいた地域は放射性物質に汚染されていた」として3号の要件に該当すると主張。裁判所が原告側の訴えを認めれば、2陣原告164人をはじめ、12キロ圏内の被爆者と認められない区域で原爆に遭い、がんなどの疾患を抱えた全ての人々に援護の枠が拡大する可能性が出てくる。

放射性降下物による内部被ばくの健康影響も鍵を握る争点の一つ。内部被ばくの健康影響は科学的に未解明な部分があり、判決の行方は原発事故で内部被ばく問題に直面する福島の被災住民への援護の在り方に一石を投じる可能性もある。司法がどのような判断を下すのか、注目される。


さらに以下のようにも伝えられていました。

原爆内部被曝どう判断、被爆者手帳訴訟 長崎地裁25日判決

日本経済新聞 2012/6/24 2:08

 爆心地から半径12キロ圏内で長崎原爆に遭いながら、国が定めた被爆地域の外側にいたため被爆者と認められていない「被爆体験者」が、国と長崎県、長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の第1陣の判決が25日、長崎地裁(井田宏裁判長)で言い渡される。

 原告側は、放射性物質を含んで広がった原子雲の下で生活していた全員を被爆者と認めるよう主張。原告団事務局長の岩永千代子さん(76)は「食事や呼吸で放射性降下物を体内に取り込んだ。内部被曝(ひばく)したことは明らかだ」と訴えている。9歳だった岩永さんは農作業を終え自宅へ帰る途中、爆心地から10.5キロの旧深堀村(現長崎市深堀町)で強烈な閃光(せんこう)と爆風に襲われた。「やられた」と瞬間的に死を覚悟したが、無意識で排水溝に入り込み助かった。50代になると甲状腺疾患と診断され、狭心症糖尿病にもなった。両目の白内障の手術も受け「原爆の影響だ」と考えるようになったという。原告の多くも、同様にがんなどの病を抱えており、内部被曝の健康被害が認められるかが訴訟の主な争点だ。

 一方、国や県などは「原子雲からの降下物が、同心円状に一様に降り注ぐことは科学的にあり得ない」と指摘。原告がいた爆心地から遠方の地域では「健康被害が出るほどの放射線被曝はなかった」として、請求棄却を求めている。〔共同〕


原爆も原発もその体制を維持するために不都合なことは「ときの政府」や「権力を握るもの」がもっともらしい言い訳をして認めてこなかったという歴史が見え隠れしています。特に今回の福島原発事故後の愚かな対応の数々が「やっぱりそうだったんだ!」と気付かせてくれました。

認めてしまったら今まで積み上げてきた利権と権力の構造にほころびが出かねないと、必死でなりふり構わず否定してくるでしょう。しかし原爆被災者やスリーマイル、チェルノブイリをはじめとする原発からの放射性物質の漏出事故、イラク戦争や核実験といった戦争に付随する数々の犠牲になった人たちの苦しみの歴史は消す事はできません。

我々はそのことに気付いてしまいました。


そしてこの岩永さんの体に表れた症状(甲状腺疾患、狭心症、糖尿病、白内障)は、チェルノブイリ事故での被害者にも表れた病変とまったく同じようです。このことから放射線による健康被害は科学的には解明はされていないけど、ある程度の因果関係を推察せざるを得ない結果と思われます。以下にそれぞれの疾患に関する記述を抜粋しておきます。

チェルノブイリ原発事故がもたらした これだけの人体被害

科学的データは何を示しているのか

核戦争帽子国際医師会議ドイツ支部(著) より抜粋
  • がん:さまざまな種類のがんがあるが、その多くが発病するまでには25〜30年かかることに留意する必要がある。現時点でチェルノブイリ原発事故の被爆者に増えているがんは、甲状腺がん、乳がん、脳腫瘍であるが、リクビダートルの間では、前立腺がん、胃がん、白血病、甲状腺がんなど多くの種類のがんが増加しつつある。

  • ベラルーシだけで、1万2000人以上がチェルノブイリ原発事故後に甲状腺がんに羅患した(Pavel Bespalchuk,2007)。WHO(世界保健機関)はベラルーシのゴメリ地域だけで、5万人以上の子供が将来、甲状腺がんに羅患すると予測している。すべての年齢層を合計すると、ゴメリ地域から10万人の甲状腺がん患者が発生すると考えなければならない。

  • 暴露した放射線レベルが低いほど、暴露から発がんまでの潜伏期間がながくなることが明らかにされた。(RERF=財団法人放射線影響研究所のデータをもとにPierseとPrestonが2000年に立証した)。

  • がん以外の疾患、おもに心臓血管疾患胃の病気が増加することが明らかになっている。
  • 数年にわたって子供と若者のⅠ型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)が急増したことが報告されている。

  • 細胞外要因による染色体損傷の修復を担う抗酸化システムの不安定化、P.Fedirkoは、(あるしきい値以下では発症しない)放射線白内障網膜症のような放射線に固有の眼疾患について報告している。放射線に特異的ではない発病機序が、放射線によって促進されることを考え合わせると、放射線によって眼に早発性老化が引起こされる図式が浮き上がってくる。


6月25日の判決に要注目です。

▼この記事の判決の結果はこちらです。
【長崎被曝体験者】内部被曝の影響を認められなくなった国

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