埼玉県の汚染 原発事故前7000倍の場所も!

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埼玉県の汚染 原発事故前7000倍の場所も!

当サイトで測った最高値、松戸市某所6.97μSv/h  GammmaRAEⅡR

当サイトで測った最高値、松戸市某所6.97μSv/h  GammmaRAEⅡR



どうも!Marcoです。
みなさんの住んでいる街では、昨年の原発事故以降どのような放射線の調査を行っているでしょうか。

関東や東北の多くの市町村では、事故からしばらくたってから空間線量の測定を徐々にはじめました。
早い所で2011年5月の半ば頃、多くが2011年6月中旬ごろから始めたという記憶があります。

この2011年6月前後に各自治体が雪崩を打ったように測定を始めだしたわけですが、その理由が「測定器が入手困難だったから」でした。
海外からは多くの測定器が日本に送られてきていたそうですが、その多くが税関で止められていたという話もありました。

2011年5月19日の厚生労働委員会で社民党の福島瑞穂さんがこの問題を取り上げていましたが、すでにYoutubeでは動画が削除されてしまっていますね。

福島瑞穂さんのホームページの記事「外国からの放射線測定器の受け入れ状況」はこちらになります。

僕は2011年6月前後に各自治体がやっと放射線量の測定を始めたのは、ヨウ素131が半減期を繰り返し測定できないレベルになる3ヶ月を待っていたと今でも思っているのですが、その真実はわかりません。

このエントリーでは、空間線量だけではわからない土の汚染について、埼玉県内の調査データを紹介し、チェルノブイリ法の避難区分と比較して、土壌汚染測定の重要性を見て行きます。
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埼玉県の土地汚染

埼玉県の(事故後の)測定データ

さて、先日参加した「内部被ばくを考える市民研究会」6月例会でも土壌測定の話題が多くでており、さいたま市にオープンした市民測定所「さいたまラボ」さんで学校や自宅の土を測ったということで色々とデータを見せてもらいました。

さいたま市でも500Bq/kgを超えているという場所もあり、空間線量では見えてこなかった汚染の実態がだんだんと分かってきてます。

さいたまラボさんの測定データはこちらから

各地の(事故前)の測定データ

内部被ばくを考える市民研究会の資料には、爆発前の各地の土壌測定のデータが掲載されています。
その一部を転載します。

2009年当時の土壌中のセシウム濃度データ

事故前の数値と事故後の数値を比べてみて、どのように感じましたか?
原発事故前のさいたま市の空間線量
0.033マイクロシーベルト/h

土地のセシウム濃度
4.8Bq/kg

これを先ほどのさいたまラボさんの測定データと比べて単純に倍率で見てみます。

空間線量
0.033 → 0.05〜0.08  2〜3倍

土地汚染
4.8 → 69〜34,000  14倍〜7083倍


多くの市町村では空間線量を測り、数値が落ち着いてきた事から、もう事故の影響はないという見方をしていないでしょうか?

ちょっと見方を変えてみると、土地汚染は事故前の数十倍から数千倍となっています。
関東でも汚染度が低いと言われている埼玉県でこの値です。
他の都県のデータでは、事故前と比較して数千倍、数万倍という高濃度の場所も見つかっています。

これが土を測ってみないことにはその土地の汚染状況が判断できないということなのでしょう。

しかし困った事に多くの自治体は除染基準を空間線量で決めています。
私の住む北本市では地上10cmで0.23μSv/hを超えないと除染対象となりません。
このブログでも何度か書いていますが、空間線量からは土地の汚染の程度は分かりません。

ぜひご自分の生活環境の土の汚染度を確認してください。民間測定所を活用してください。
一度でも身近な場所の汚染を体験すれば、意識が変わります。

チェルノブイリの土地汚染


次にチェルノブイリの汚染はどのくらいだったのかを見て行きます。

チェルノブイリでは土地の汚染状況から避難地区を設定しました。
いわゆるチェルノブイリ法と呼ばれているものです。
放射線管理ゾーンとなる一番低い場所が37,000Bq/平方メートルです。

これをBq/kgに直すと569Bq/kgとなります。

先ほどのさいたまラボの測定データでも、さいたま市内でこのレベルの汚染が確認されています。
つまりチェルノブイリ法で土地の汚染をみた場合、さいたま市は放射能管理ゾーンと同等の汚染度ということになります。

ただし注意しなければならないのは、点の測定と面の測定は違うということです。
現在ネットなどで確認できるデータはどれも点の測定ですから、一概にそれだけで放射線管理ゾーンだと騒ぐわけにはいかないことを留意してください。

以下、参考です。

▶ウクライナ
避難(特別規制ゾーン)
  1986年に住民が避難した地域:土壌汚染密度の定義なし。

移住義務ゾーン
  55万5000ベクレル/m2(15キュリー/km2)以上

移住権利ゾーン
  18万5000~55万5000ベクレル/m2(5~15キュリー/km2)

放射能管理強化ゾーン
  3万7000~ 18万5000ベクレル/m2(1~5キュリー/km2)

▶ベラルーシ

無人ゾーン
  1986年に住民が避難した、チェルノブイリ原発に隣接する地域

移住義務(第一次移住)ゾーン
  148万ベクレル/m2(40キュリー/km2)以上。

移住(第二次移住)ゾーン
  55万5000~148万ベクレル/m2(15~40キュリー/km2)

移住権利ゾーン
  18万5000~55万5000ベクレル/m2(5~15キュリー/km2)

定期的放射能管理ゾーン
  3万7000~18万5000ベクレル/m2(1~5キュリー/km2)


まとめ

現在多くの市町村が給食の測定用に測定器を購入しています。
給食だけ測るのはもったいないです。
ぜひ土壌測定を行うよう行政に提言していきましょう。

優先順位は子供たちが土を触る場所からです。

学校、幼稚園、保育園の土、公園の土を優先的に測定して、土壌の入れ替えや天地返しをやりましょう。

これは出来るだけ早くです。
子供たちはこの一年でもう十分に被曝してしまいました。

被ばくの貯金が、あとどのくらい残されているかは個人差があります。

このまま各地の原発が再稼働すれば、またどこかで必ず事故が起こります。
これまでの原発関連の情報を見ていれば、それだけは断言できます。
だってそれだけお粗末な体制だということが暴露されてしまったのですからね。

さらに余計に被ばくをしてしまう、そんな環境に我々は住んでいます。

被ばくの残高はできるだけ多く残しておきたい。

だから今、子どもたちのためにも、出来る事は全部やらなくてなならないのです。

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※このエントリーは、2015年5月16日に加筆・修正しました。

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コメント

  1. mm より:

    東京の水元公園も土壌は25万ベクレルなのに、空間線量が0.99μSv/hだから都は除染しないそうです。ほとんどの国民もホットスポットを空間線量だけで考えています。日本で作られているほとんどの測定器が空間線量用だけなのは、政府の圧力だと思います。
    なんとかできないかと、市民でもベクレル測定できるように、PKC-107というベラルーシ製の測定器を販売しています。
    http://koekisozo.co.jp/sokuteiki/

    • @marco_kitamoto より:

      水元公園の汚染もひどいですね。僕が測って4.25μSv/hの場所がありました。駐車場には南相馬の黒い粉と同じような筋状の物体が複数有り、土溜まりは2〜3μSv/hと別次元と感じました。このような場所を何もせず放置しているのが今の日本、首都東京です。これでオリンピック招致などよく言えたものです。世界が冷笑していることでしょう。

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