【思春期の被ばく】女性の生殖健康への心配~放射能汚染が未来世代に及ぼすもの~

SNSのシェアはこちらから!

【思春期の被ばく】女性の生殖健康への心配~放射能汚染が未来世代に及ぼすもの~いま読んでいる本になんとも気にかかる記述が随所にあるのですが、多くの人に気付きを持ってもらう事がこのブログの主旨でもありますので、まだ自分自身が咀嚼できない状況ですが記事にしておきます。

medium_179279964

スポンサーリンク
スポンサーリンク

放射能汚染が未来世代に及ぼすもの


思春期に被ばくしたのち、汚染地域で生活する女性の生殖健康

汚染地域では女性の生殖健康の悪化が見られているが、最も懸念を深めているのは、事故のとき思春期もしくは前思春期にあった女性たちの健康である。

思春期は性ホルモンの分泌が活発になる時期であり、この時期に被曝した女性では性ホルモンの問題が生じやすく、生殖の健康に問題を生じるリスクが高い。婦人科系疾患の多発が特徴的で、背景には内分泌系の障害がある。この内分泌系の障害は、事故初期の放射性ヨウ素131の影響が大きいと考えられている。内分泌系の障害は、甲状腺ガンを除き、甲状腺機能低下、自己免疫性甲状腺炎などが特徴的である。内分泌系の障害に伴う性的な発達の乱れや生殖機能の障害が懸念されている。


被ばくのリスクや影響を語るとき、大人と子供では子供の方が感受性が高いなどという事は聞いた事があるかも知れませんが、女性にスポットを当て、しかもこれから母親となる予備軍について研究したデータということで非常に気になる内容です。


さらに事故初期のヨウ素131による被曝の影響が甚大という事です。関東地方にも確実に放射能雲は来ていました。あの時関東東北にいた人はみんなヨウ素を吸い込んでしまっています。

▼こちらの記事を合わせてお読みください
あの時は何してた?(3月15日に埼玉にも来ていた放射能雲)

ロシアのバーレバらは、ロシア、ブリャンスク州の汚染地域で、母のみ被曝した場合の子ども30人、両親とも被曝した場合の子ども64人、父のみ被曝した場合の子ども32人の母子の健康状態を調査した。子どもたちは1997〜99年生まれで、両親は受胎前と受胎時、1平方メートル当たり放射性セシウム137の濃度が55万5000ベクレル以上の汚染地域に居住していた。

この調査の中で、思春期に被曝した女性の95%は妊娠経過が病的(早産、羊水過多、逆子、子宮内慢性低酸素状態、帝王切開など)で、その頻度や程度が成人期に被曝した女性より重かった。生まれた子どもも、仮死状態や先天的発育不全の率が成人期に被曝した女性よりも高かった。

バーレバらは、思春期の少女に対する放射線の作用は、生殖機能形成の破壊を導き(内分泌系の病気という背景を持つ事が多い)、おそらくその後の妊娠と出産における病的な経過をもたらしていると考察している。そして、思春期に被曝した人々の子どもは、健康状態が思わしくないという傾向が頻繁にあり、その健康上の指標が最も悪いのは、両親ともに思春期に被曝した人の子どもであると結論づけている。

綿貫礼子著 放射能汚染が未来世代に及ぼすもの より引用


この記述で出てくる55万5000ベクレル/平方メートルという汚染度ですが、大体8500ベクレル/kgとなります。

焼却灰などの埋立基準は8000ベクレル/kgとなっていますから、いかに今の日本の基準値がメチャクチャなのか想像がつくかと思います。

そしてこの8500ベクレル/kgという数値は関東東北の至る所にあるセシウム量ということが分かってきています。

都心に近い所では葛飾区の水元公園を共産党東京都議団が測定したデータで、7,770〜23,300ベクレル/kgとなっています。東葛エリアはこのレベルに入ります。

このまま健康影響が出なければいいのですが、こうしてチェルノブイリの災禍という過去の事実から紐付けると、何もないままで済むとも思えません。

多くの人が自衛、予防の対策を取ってくれることを望みます。

▼紹介した本はAmazonで購入できます


photo credit: Pink Sherbet Photography via photopin cc

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

SNSのシェアはこちらから!

ブログの更新情報をチェックしてね

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。