減思力を防ぎ、判断力・批判力を育むために〜福島大学の副読本がすばらしい件

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減思力を防ぎ、判断力・批判力を育むために〜福島大学の副読本がすばらしい件先週、子どもが小学校から例のモノをもらってきました。

それは「小学生のための放射線副読本」というやつです。
噂には聞いていましたがすごい内容ですね。
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まったく反省のない副読本


この副読本ですが、2011年10月14日に発行されたということですから福島の事故の実態も概要が見えてきて、関東各地でホットスポット騒ぎが起きていた頃です。

北本市では各家庭に配布されただけで子どもに対して特別に授業やアナウンスがあったわけではないので、ほとんどの家庭では読まれずに捨てられてしまう運命かもしれませんが、ぜひ一度目を通してください。

そして福島の事故後に起きている政府や電力会社による異常な対応と照らし合わせて、自分の頭で考えてみてください。

こちらのサイトで全文をご覧になれます。

この副読本に書いてある事は本当なのだろうか? と・・・

全18ページ中16ページは「放射線は身近にある。どのように利用されているか」ということに終止しています。
その危険性にはほとんど触れられていません。
これを読んで違和感を感じなければ見るテレビ番組や新聞を変えてみる事をおすすめします。

しかし、こんなものを税金で作って全国にバラまいてその恩恵にあずかっている輩がいると思うと腹が立ってきます。




この副読本がすばらしい!


さて、そんなどうしようもない国の動きとは一線を画して、素晴らしい副読本を作成してくれた人たちがいました。

それが今日紹介したかった「 福島大学 放射線副読本研究会」です。


PDFはこちらから

国の副読本があまりにもお粗末であり恣意的なものであったために、これじゃいけないと立ち上がる人がいるのは自然なことです。

そしてこの副読本「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本〜減思力を防ぎ、判断力・批判力を育むために〜」はあえて「この副読本も批判的に読んで頂いて結構です。」とはじめに言っています。

それぞれの意見や対立があるのはある程度はしょうがないことです。
そこには多様な考えや見方に触れて自分の頭で考えることで自分の答えを出してほしいというメッセージが読み取れます。

たとえばこの一例。

放射性物質・放射能・放射線の関係について,国の 新副読本では,電球を例えとして図 6 のように説明さ れていますが,被ばくの問題を考える際には必ずしも 適切とは言えません。人体を貫く能力を持つのが放射 線であり,その過程で細胞にダメージを与えるのです。 貫通力の高いγ線や中性子線を体外から浴びる場合の 様子は図 7 のように表すことができます。

極力放射線は危険と言いたくない国の説明を見事についています。

この放射線が身体を突き抜けることで何が起きるのかを311後を生きる子供たちは学ばなければいけません
そんな世の中は来て欲しくなかったけど、こうなったらしょうがない。
正しい知識を身につけて自分の身体を守る知恵をつけさせることが僕たち大人がやるべきことだとも思います。


原子力行政の問題は受け身でいれば「原子力は安全安心、多少のリスクをとっても生活に必要」といった情報しか入ってきません。

権力とお金を握った人たちがスクラムを組んで遂行しているのだからその壁は非常に高く厚いものです。
その向こうに何があるのかを自分で取りにいかないと見えてはきませんね。

ぜひこの国の副読本と福島大学の副読本をセットで読むことをおすすめします。おのずと不信や欺瞞が見えてくるのではないでしょうか。

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コメント

  1. ちゃむりー より:

    こんにちは。
    最近ようやく、被爆が
    気になり始め、あれこれと
    情報を探していたところ、marcoさんの
    ページにたどり着きました。
    私は、3年前普通に仕事に行っていましたし、
    今まで外食もし、産地にも特別気を使って
    いませんでした。
    無知とは恐ろしいですね。
    また、ホームページののぞかせて頂きます。

    • marco より:

      ちゃむりーさん
      原発事故当時にいた場所に、どの程度の放射性物質が降ってきたのか、そして今済んでいる場所、食べているものの産地には、どれだけ残留しているのか?
      程度の差はあれ、ゼロではないということを意識している人は少ないようです。
      気付いた人は念のため、情報収集と自衛をするしかないですね。

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