被害状況は隠蔽される

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被害状況は隠蔽される

毎日新聞 2011/06/30 より転載

毎日新聞 2011/06/30 より転載



健康調査の問診票が配布され、説明を受ける浪江町の方々。事故から3ヶ月以上もたってからの対応には戸惑いも不安も多い事だろう。 (毎日新聞 20011/06/30)


前略

機密。N・ルイシコフ、E・K・リガチョフほか・・・・・・。5月4日現在、合計1882人が病院に収容されていることを了承。検査を受けた者の総数は、3800人に達した。幼児64人を含む204人に、いろいろな程度の症状の放射線障害が現れている。重体患者18人である」

このときすでに急性放射線障害は64人の幼児を含む204人に出ていたのだ。

「機密。議事録七号。1986年5月6日。出席者リガチョフ、・・・・・・。5月6日9時現在、病院収容者数は3454人になった、という同士シチェーピン(シチェルビナ)の報告を了承。そのうち2609人が入院治療中であり、その中には幼児471人が含まれている。正確なデータによれば、放射線障害が現れた者は367人、うち子どもは19人となっている。そのうち34人が重体である。モスクワの第6病院に入院治療中の者は179人でその中には2人の幼児がいる」

「機密。議事録八号。1986年5月7日。ゴルバチョフ・・・・・・。一昼夜で1821人が追加入院した。入院治療者数は5月7日10時現在、4301人であり、その中には1351人の幼児がいる。そのうち、放射線障害と診断された者は、ソ連邦内務省係官を含めて520人。重体患者は34人である」

「機密。議事録十二号。1986年5月12日。・・・・・この数日間に、主として白ロシアで、2703人が追加入院した。入院して検査および治療を受けている者は10198人であり、そのうち345人に放射線障害の兆候がある。その中には子どもが35人いる。」

しかしそれにもかかわらず、ソ連側報告書でも、INSAG報告書でも、住民で放射線障害の症状の者は一人もいないことになっていた。ソ連の放射線医学の責任者インリンは、原発従業員や消防士以外、制限値以上の被曝をした者は、誰一人いないと証言していた。

当局の言い分を代弁する「イズベスチャ」紙のイレッシュも原発に近接する町や村の住民の中から患者は出たか、という質問に対し、次のように答えている。

「数万人を対象に綿密な健康診断を行ったが、放射線疾病の病状を持つ人はひとりもいなかった」

次にチェルノブイリ事故のため外国でも放射線疾病を引き起こすことがありうるのか、という質問には、

「絶対にない。専門家の計算によると、ヨーロッパ各国の国民が最大限被曝する放射線量は、飛行機でパリーロサンゼルス間を往復するさいに被曝する宇宙放射線量以上にはならない」という放射線病理学国際センターのジャメ理事長の言葉を引用している。

広河隆一著 「チェルノブイリの真実」より

今後、福島県の住民を対象に30年に渡っての健康調査が行われるそうですが、その時政府はどのような対応をとるのでしょうか?これまでの対応の延長だとすると、我々国民には、いや健康診断を受けた本人にさえも、正確な検査結果は開示されないのではないかとの疑念を持たざるを得ません。

情報の隠蔽については社会主義国であった旧ソ連邦よりもひどいのではと、ちまたでは言われているのです。

スリーマイル島の事故の時は健康被害を少なく見せるため、人口を水増ししたという話も聞こえてきます。

現在日本中に放射能に汚染された食品や、腐葉土、肥料、そして被災地の瓦礫などがばら撒かれようとしていますが、これらは後に東北・関東で病気の発症率が上がった場合の対処として全国的に病気になる人を増やしておき、影響を小さく見せるためでないかという噂がネット上にはあります。日本のように戸籍がしっかりと管理されていると、人口の水増しなど出来ないから、あながちありえない話とも言い切れないのが現実です。

また、現在は直接の被害者の多い福島県が健康調査の対象としてあがっていますが、放射能の拡散状況などから、それこそ日本全国に被害が拡大していく恐れがあることを覚悟しておかなければならないと思います。

実際にチェルノブイリ事故では1000km以上離れたヨーロッパ各国でも健康被害の影響はでているのです。特に現在ホットスポットとして騒がれている地域やその周辺だが話題に上らない低線量の地域でも、事故前に比べて健康被害の確率は確実に上がってしまったことを認識して、健康調査を受ける義務のあることを主張して行くべきだと考えます。

我々は等しく被害者なのだから。

このような事から我々市民は、政府や、その仕事を委託された政府系・原発推進系の組織に情報をすべて持ち逃げされないよう、市民サイドでしっかりと監視していく体制をとっていく事が重要です。そういった第3者の目をしっかりと光らせて、被害者の権利を主張していく事が求められる思います。

チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン(’93.5)
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