怒る?あきれた?もう慣れた?嘘と隠蔽が当たり前|原発関連ニュース、ナナメ読み

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怒る?あきれた?もう慣れた?嘘と隠蔽が当たり前|原発関連ニュース、ナナメ読みmedium_4354788090

どうも!Marcoです。

すでに見飽きた感が強い原発関連のニュース。
ひとつの記事だけ見ると「またか!」とか「今さら?」といった乾いた感想しかでないかもしれませんが、これらのニュースをつなげて見ると、改めて怒りや危機感がヨミガエッてきます。



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役に立たない切り札


まずはこのニュース。

【福島第1原発の現状】(2014年3月24日) 「浄化完了」一層困難に  ALPS本格運転厳しく 

試運転中の東京電力福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」が、汚染水から放射性物質を取り除けないトラブルで停止、東電が目指す4月中の本格運転は厳しい状況になった。敷地内の地上タンクにたまり続ける汚染水の浄化を来年3月までに完了するとの目標達成も一層困難になってきた。

 ALPSはトリチウム以外の62種類の放射性物質を除去でき、汚染水対策の切り札とされる。18日に発覚したトラブルでは、3系統のうち1系統の出口で17日に採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最高1400万ベクレル検出。本来なら、数億ベクレル程度の汚染水が数百ベクレル程度まで浄化されるはずだった。

2014年3月24日 47News より引用


なかなか本格運転までこぎ着けない「ALPS(アルプス)」
思えば東京オリンピック招致と重なり話題となった汚染水問題。

そのころから「汚染水対策の切り札」として、事ある毎に紙面に登場しますが、いつも「また停止!」というニュースばかり。

困難な状況で現場も頑張っているのでしょうが、これだけ「連戦連敗」だとさすがに心配になってしまいます。
これがヒーロー漫画なら、これだけ切り札(必殺技)が使い物にならなかったら、とっくに何度も殺されてますね。


ついに原発地下水放出を容認



そして次のニュース。

地下水バイパス計画を条件付き容認…福島県漁連

東京電力福島第一原発の汚染水対策で、原子炉建屋に流れ込む前の汚染されていない地下水を海へ放出する「地下水バイパス」計画について、福島県漁業協同組合連合会(県漁連)は25日、条件付きで容認することを決めた。

県漁連は容認する条件として、〈1〉地下水の排出基準の明確化〈2〉第三者機関による運用の監視〈3〉排出後の風評被害対策――などを挙げ、政府と東電に要望した。

2014年3月25日 読売新聞 より引用


これまでも原発敷地からは汚染された地下水が外洋へ流れ出ていることから、周辺の海域では魚種を絞った漁しかできない状況が続いています。

汚染される前の地下水を、汚染源である建屋に到達するまえにバイパスして海に放出するというこの計画。
今のタンクのずさんな管理状況をみても、汚染されていない水ならば、なんとかうまく処理して欲しいところです。

でも・・・ね・・・

さすがに管理主体がこれじゃぁ・・・



事態を過小評価する東電の体質




役に立たないALPS、でも、しょうがなく地下水は条件つきで海へ放出。

ほんとに大丈夫?

と思っている所にこのニュースです。

新除染装置でも事態軽視 不具合見逃し1日運転 東電 福島第一原発

ALPSが正常に動いていれば、処理水一リットル当たり二億四〇〇〇万ベクレルのストロンチウムなどは数百ベクレル以下に低減されて線量もほとんどないため、この時点で装置の異常を疑うべきだった。しかし、東電は「水に誤って放射性物質が混入したのでは」と採水ミスと判断。装置を止めて確認することもせず、水を別の施設に持ち込み分析結果を待つだけだった。
 翌十八日午前九時ごろ、一〇〇〇万ベクレル余りとほとんど浄化できていないことが確認され、午後二時に東電はようやく装置を停止させた。この間、処理はしたのに汚れたままの水が一万五千トンも発生。本来は装置に併設されたタンクに一時貯蔵し、きちんと浄化できていることを確認してから処理水タンクに移すはずなのに、東電はチェックせずに移送。その結果、ほぼトリチウムだけの水をためるはずのタンク二十一基が汚染され、配管やタンクの除染など余計な作業を増やすことになった。
 東電は二月にも、タンクの満水警報が出たのに、水位計の故障と安易に判断、百トンを超える高濃度処理水漏れ事故を起こした。

2014年3月25日 東京新聞 より引用


こんなことの繰り返しがもう3年も続いています。
海に放出する地下水は

「ちゃんと測ります」

と言われたとしても、疑いたくなるのは僕だけではないはず。

そのくらい、毎度毎度の危機管理のお粗末さが目立ってしまうのです。


そして、そして、決定打が・・・



結局、風評被害をつくっているのは誰か?



この原発と被ばくの問題がややこしくなっているのは、嘘や隠蔽、そして後出しジャンケンとも言える、都合良く基準値を変更してしまう国の態度ではないでしょうか?

漁連が「風評被害対策を!」って要望しても、次の記事を読んだら、どれだけ数字を並べて説得しようとも「信じられん!」ってなっちゃいますよね。

福島県民健康調査の秘密会を暴いた毎日新聞の日野行介さんが次の記事を書いています。


クローズアップ2014:内閣府、被ばく線量公表せず 「帰還ありき」露呈

内閣府原子力被災者生活支援チームが新型の個人線量計を使った被ばく線量調査の結果の公表を見送っていた問題は、住民の帰還を促したい政府の強い思いがこの調査に込められていたことを示す。調査結果の隠蔽(いんぺい)は、線量が低くなるように調査の条件を変える「データ操作」にまで至り、専門家は「『帰還ありき』では」と疑問を呈している。【日野行介】

木村真三・独協医科大准教授(放射線衛生学)は「自らの被ばく線量を把握し、行動の判断材料とするため個人線量計を持つこと自体は有用だ。しかし一般的に使われている屋外8時間・屋内16時間の条件で推計した被ばく線量が高かったからといって公表せず、条件を変えるというのでは、住民をとにかく帰還させるのが目的という印象だ。そもそも数日間の測定では十分なデータとは思えず、帰還促進を急いでいたのではないか」と話す。

2014年03月25日 毎日新聞 より引用 


ここでも健康影響は無視して、住民帰還という結論ありきでルールまで変えてしまうという国の姿勢が見えてきます。

そして、こうした嘘や隠蔽行為をしている側が、安全・安心と言う言葉をつかって被ばくを軽視する行動を取ることが、さらなる不信感を生む元凶となっています。

結局、実際に線量が低い場所であっても、こうした嘘と隠蔽が一回でもあれば、誰もが疑心暗鬼となり、それが風評被害へとつながります。

こんなことがもう3年も繰り返されています。

この線量の隠蔽などはきっと氷山の一角。
自分で線量計を買ってまで測ってきた人は、それが分かっているから今でも騒いでいます。

だって、行政が測った値と全然違ってたんだから。


after311の世の中で分かったことは、自ら安心・安全と名乗っている人や組織は疑ってかかること。
なんちゃら安全委員会 とか怪しいったらありゃしない。

ほんと、どんどん嫌な性格になっちゃいますね。


photo credit: Hadrian Fernandez via photopin cc

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