なぜか軽視される国連人権委員アナンド・グローバーさんの言葉

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なぜか軽視される国連人権委員アナンド・グローバーさんの言葉どうも!Marcoです。

僕たち日本人は、何かと肩書きや権威には弱いものです。

「東大のえらい先生が言ってるから・・・」

「あの人〇〇省の官僚なんだって・・・」

などなど、世間的に成績優秀な学歴や職歴を持っている人たちの言動は、その内容がどうであろうと信じ込んでしまう傾向を持っています。
Employees Listening to Presentation
でも、ここ最近、そうした肩書きや権威を持った人たちの言うことを、ちょっと距離を置いて客観的に受け流し、信じ込む前にひと呼吸置いてみるということが必要な時代となってきたかも知れません。

ましてや、権力を監視するメディアが、その本来の機能を果たさなくなってきていればなおのこと。

今日は、そんな記事が気になりました。


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100ミリシーベルト以下は安全?



さて、権威と言えば日本国内だけで通用する肩書きよりも、もっと世界的に通用する肩書きを持っていた方が、庶民に語りかけ信じ込ませるためには、はるかに効き目があるはずです。

それが「国連なんちゃらかんちゃら・・・」なんて肩書きであれば、たいていの人は疑うことなくその言説を信じますよね。


でも、なぜかこの人の日本政府に対する勧告やその指摘は、積極的に大手メディアで取り上げられることはありません。

国連人権理事会 特別報告者 アナンド・グローバーさんは、

「低線量被ばくの健康影響は正確には分からない。だから無視してはならない」

と発言して、次の3点などを日本政府に勧告しています。

スクリーンショット 2014-03-23 19.54.00
1)年間1ミリシーベルト以上の放射線量の地域に居住する人たちに対して健康管理調査を実施すること

2)年間1ミリシーベルト未満に下げるための計画を早期に策定すること

3)被災者支援などの政策決定に住民を参加させること



このアナンド・グローバーさんが先日3月20日に講演と院内集会を行い、さまざまな質疑応答があったとの記事がありました。
以下はその中の一節です。

院内集会には日本政府関係者も招かれた。環境省の桐生泰生参事官は「広島や長崎でも100ミリシーベルト以下で明らかな影響が認められていないと認識する。なぜ1ミリシーベルトを持ち出すのか根拠を聞きたい」と疑問を呈した。

これに対し、集会に参加していた元国会事故調査委員会委員で元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子氏は、原爆の被爆者の健康調査のために日米で設けた「放射線影響研究所」が12年に発表した論文を取り上げ、「リスクがゼロなのは線量がゼロの時以外にないと書いてある」と反論。

グローバー氏もこの論文を根拠の一つとして低線量被ばくの健康影響を考えていると説明した。

桐生参事官は「その論文自体、把握していなかった」と言葉を詰まらせた。

2012年3月21日 東京新聞こちら特報部 より転載


この記事の桐生参事官が把握していなかったという論文は以下のリンクを参照してください。

▼放射線影響研究所論文日本語要旨→ こちらから

さらに検索したら、ちょうどyoutubeに院内集会の動画がUPされていました。

▼2014年3月20日 環境省 桐生康生参事官


OPTVstaff さんの動画を共有させて頂きました。

被ばくの問題は「ぜんぜん平気だし」と無関心な人が大勢いる一方、過去のさまざまな情報を自ら調べた結果、「もしかしたら低線量でも影響があるかもしれない」と心配している人たちも少なからずいます。

大事なのは、こうした情報をもっと多くの人たちが知るべきだということ。

知った上でそのリスクを許容するのか、避けるのか、軽減するのか・・・その判断は個人ごと、家庭ごととなるべきです。


でも、大手メディアがもっとテレビで取り上げないことには、普通の人たちが情報に触れる機会がありません。
残念なことに原発施設の再稼働へ舵を切った今の日本は、原発や被ばくに関する話はテレビでは最小限のワクでしか放送されないようです。

なので、こうしたインターネットメディアが投稿してくれている動画は、気付いた人が拡散させないと、一方的な情報だけで頭の中が埋まってしまうことになってしまいますね。


その道の権威や専門家であっても、バイアスのかかった、ある意図をもった方向へと、議論を誘導することが現実問題として起きているということを気にしておきましょう。



photo credit: ScoRDS via photopin cc


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