住民投票がキッカケに!無関心層の投票率を上げる方法とは?

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住民投票がキッカケに!無関心層の投票率を上げる方法とは?どうも!Marcoです。
ゴールデンウィークということで、のんびり朝から新聞を読んでいましたが、今日は憲法記念日ということもあり、現在メディアにもさまざまな取り上げ方をされている「憲法改正」の議論に関する記事が目に付きます。

その中でタレントの松尾貴史さんのコラムに共感するところがあったので紹介させていただきます。

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国民投票のあやうさ

6559448531_5475eae085 原発関連の話題でも度々でてくる「国民投票」のキーワード。
国民全員の関心が高く、投票率がそれなりに高い状態が見込めるならばやる価値はありますが、現在の日本の無関心層の多さからするとマイノリティな意見を持った方が、正しくとも勝てるとは言えない危ない仕組みなのだと思います。

なので余程下地をしっかりと作って、国民意識を高めてから実施しないととんでもない結果が返ってくると予想されます。
それでも年々さがる投票率を見ると希望がなかなか見えてきませんね。

低投票率 権利放棄する人が多数派の状況は危ない


しかしこの国の投票率の低さはどうにかならないものだろうか。もちろん、成績や人柄、志を見て投票する人たちもいるだろうけれども、
これでは組織や紐の付いた人ばかりが多数当選する傾向がますます強くなるのではないだろうか。

世田谷区の人口は90万人ほどだ。比べるのは申し訳ないが、鳥取県全体で約57万人、ほかに島根県、高知県、徳島県、福井県、佐賀県、さらに84万人の山梨県をも超えている。人口の規模だけで言えば、「世田谷県」である。世田谷区議会議員選挙では、50人の定数のところに80人ほどが立候補していたが、これではどうにも選びようがないというか、もちろん結果としては選ばれるのだけれども、あれほどの大きなボードにわらわらと候補者の顔が並んでいては、個体認識すらしにくい。いくつかに区分けするようなことはできないのだろうか。それだけ、世田谷区の人口が大きいということなのだろうけども。候補がこれだけたくさんいると、複数の名前を書きたいと思う人もいるだろうが、一人を選ばなければいけないのがどうにもつらい。

世田谷区長選挙は現職と新人の一騎打ちだった。新人は、自民や公明の応援で派手な選挙戦を繰り広げていた。公明党の代表が喋り始めると、熱狂的な拍手と声援が沸き起こり、元環境大臣なども応援にやってきていた。前日同じ場所で行われた現職候補の街頭演説では、人はまばらで、そこだけを見ると新人の圧勝すらあるように見えたが、結果は全く逆で、ダブルスコア以上の差がついて現職が当選した。
※当ブログ追記
保坂展人(無所属・現)当選、19万6068票 
▽久保田英文(無所属・新)9万6416票

4月5日に予定されていた、青年会議所主催の公開討論会に、新人の候補が現れず、急遽中止になったが、この結果の一因になったことは確かだろう。それも、3月末には参加了承の返事をしていたのに、討論会の前日の夜11時を過ぎて、「3時間の拘束は困る」と伝えてきたらしい。言い訳としては「支援者から多く声がかかった」からだとしているが、先に決まった討論会に出る程度の簡単な約束を守れない人が、難しい公約など守れるのだろうかと感じてしまったのは私だけではないだろう。

先週も触れたが、今回は期日前投票をした。迂闊にも、投票日まで舞台の大阪公演で東京におらず、大阪に出発する日に新幹線に乗るべく世田谷通りを走っているときに、期日前投票をしそびれたことに気がついて、自宅に届いていた投票するときに出す用紙を持っていないので諦めかけたが、「何とかなるかもしれない」と、近くにあった期日前投票の会場に立ち寄ることにした。

住所と氏名、生年月日を記入してわたすとコンピュータでチェックされて、すぐに投票用紙がもらえた。なんと簡単なことだろう。自分たちの安全や平和や生活や未来を託す役割を選ぶ権利を、こんな簡単なことすらせずに放棄する人が、この先進国面した日本では多数派なのだ。もちろん、そんなものは存在しないだろうけれども、一部の人々が甘い汁を吸うために、政治や行政に関心を持ちにくい演出をする陰謀があるのでは、などと考えさせられるような現象はいろいろと出ている。

もう、こんなに簡単に投票ができて、本人確認すらしないで投票でいいのなら、ネット投票ができる時代なのではないのか。そして、それに前向きではない「偉い人たち」は、やはり投票率が上がると困る人たちなのではないだろうか。

憲法を変えてしまおうという人たちが、「国民投票!」と言っているけれども、投票の中での多数派ではなく有権者全員の過半数でなければ可決しないようにしないと、すこぶる危ない状態だ。人々の関心が低いなかで「こっそり」国民投票をやられたら「総投票数3、賛成2票。可決!」なんてことになりかねないではないか?

2015年5月3日 毎日新聞 日曜クラブ 「松尾貴史のちょっと違和感」より転載


世田谷区長選挙は、他の首長選挙とは少し違う様相を見せた選挙だったようです。

「何としても勝ってもらいたい一心で、50人以上の母親が集まりました」
世田谷区長選で再選した現職の保坂展人氏(59)の陣営で、選挙運動を手伝った小学一年の男児の母。脱原発の姿勢と教育政策に共鳴したが「昔から地元に興味があった訳ではない」と笑う。原発事故後、放射能が子どもに及ぼす影響が心配になり、ほかの母親らと給食食材の放射能検査を求める署名活動を始めた。2011年6月、18000人の署名を手渡すと、保坂氏はその場で牛乳の検査を確約した。

これが地元に目を向けるきっかけになった。今回の選挙で、保坂氏を応援しようとビラを配り、電話で有権者に支持を訴えた。選対幹部は「四年前とは事務所の雰囲気ががらりと変わった。前回選挙でなんとなく脱原発を支持した人たちが、ツイッターやフェイスブック、口コミで支持を広げてくれた」と話す。

「福島の人たちのつらい現状を生み出したのは、電力を消費する都市住民。核のごみの行き場もなく、このままでは大変なことになる」と訴えた保坂氏。「他の自治体と連携し、再生エネルギーを消費者が選べる仕組みを設計したい」と二期目の抱負を語った。
2015年4月27日 東京新聞 より引用


ここで見えてくるのは、世の中の問題や矛盾が、我が事として降りかかってきて初めて真剣に考えさせられる状態になるということ。それでも無関心な人が多いのが平和ボケした日本人なのですが、この世田谷の事例は一つのヒントになっていると思いました。

我が事として関心を持ち続けること


埼玉県北本市の話になりますが、2013年12月に新駅設置の賛否を問う住民投票が行われ、このブログでも賛成派・反対派、双方のビラを紹介するなどしてことの顛末をウォッチしてきましたが、この時の投票率が62.34%と高いものでした。

2015年4月26日に投開票された統一地方選挙では、埼玉県の28市町議選の投票率は43.84%で過去最低だった前回2011年よりも、さらに1・66ポイント減ったということです。しかし北本市長選は前回に比べ1・23ポイント増の55・05%でした。

僕はこの投票率の増加は、先の住民投票が多くの人が行政に関心を持つ、またとない機会となったと思っています。
新駅設置に反対した現王園さんが当選し、住民投票を呼びかけた賛成派の石津さんが、そのなりふり構わない対応から、逆にアンチ石津を多く生み出すことになり、今回の選挙の勝敗に少なからず影響を及ぼしたと推測されます。

当時の住民投票の開票後に書いた記事は、この結果を示唆していました。

今回、住民投票により色々なことが見えたことは収穫です。
これを市民が次の選挙に活かせるか否かということですね。
北本市はこれからの少子高齢化社会にむけて、新駅以外の方法で税収を確保していかなくてはなりません。
市民が考え、それをさらに実現可能な計画に落とし込める市長や議員を選択することが必要です。
さて、あなたの次の選択は?

【北本市住民投票】新駅設置を白紙撤回した後日談
どうも!Marcoです。 2013年も残すところあとわずかとなりました。 12月15日に行われた北本市の新駅建設の是非を問う住民投票...

この北本市の事例も、さきほどの世田谷区と同様の構造(住民が、我が事として悩み、考え、結果を出す)となっています。
さらに「勝ちグセ」といいますか、自分たちの一票が政治を変えたという体験が、何よりも後から効いてくるのだと思います。
こうした事例が増えて、世の中に関心を持つ人が増えてくれれば、少し希望が見えてくるのかもしれませんね。

photo credit: 347/365. Happiness. via photopin (license)

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