北本市新駅を問う住民投票|あなたは賛成?それとも反対?一体誰が得するんだろう?

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北本市新駅を問う住民投票|あなたは賛成?それとも反対?一体誰が得するんだろう?どうも!Marcoです。

今日はローカルな話題となりますが、来る12月15日に予定されている埼玉県北本市の新駅設置の賛否をめぐる住民投票についてです。

賛成・反対 双方のチラシが集まってきましたので一挙に紹介してこの騒動を考察してみます。
ちょっと長くなりますが、よかったら目を通してください。

また北本市民でない方もお知り合いに北本市民がおりましたら、このページに誘導頂けるとありがたいです。



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構想は30年も前から



さて、JR高崎線の桶川駅と北本駅の間に新しい駅をつくるという構想は昭和61年12月に市議会で「新駅設置に対する請願」が採択されたということですので、かれこれ27年ほど前になるということでしょうか。

一部地域の人たちにはホットな話題なのかもしれませんが、通勤圏から離れてしまう地域の人からするとまったくと言っていいほど関係性のない話となってしまいます。

北本市HPより引用

北本市HPより引用



なので僕もあまり気に止めてはいませんでしたが、今年8月になってから北本市はJR東日本から「新駅設置の正式協議に向けた要望書を提出できる環境が整った」との回答があったということで、急遽その賛否を住民投票により決着つけることが9月の市議会で決まりました。


その駅、ほんとに必要なの?



かなり長い間、浮かんでは消えてということを繰り返した話題のようですが、なかなか実現には至らなかった理由はなんなんでしょう?

本当に必要のあるものならば加速度的に実現するスピードも早まるものだと思うのですが、30年近くも「なくてもなんとかなった」という事実があるということは「もしかしたらいらないもの」なのかもしれないという事を頭においてよく検討しないといけないですね。

その当時は欲しかったけど、30年もたった今でも欲しいのか?

背景や状況に変化は起きていないのか?

誤った考え方をしていないのか?

一体誰が得をして、誰が損をするのか?


そんな事を投票権をもっている人はよく考えないといけないようです。

北本-桶川間新駅設置で住民投票 多額負担めぐり提案へ

北本市は21日、JR東日本に要望している高崎線の北本―桶川間の新駅について、建設の賛否を問う住民投票条例案を28日開会の9月定例議会に提案すると発表した。

市は約30年前から新駅設置を構想し、10年前から毎年、JRに要望を出してきた。新駅の予定地は、圏央道の工事が進む同市二ツ家1丁目付近。圏央道は並行する県道東松山桶川線とともに、高崎線の下を通る構造で2014年度中に開通する。新駅設置の障害となっていた県道上の二ツ家踏切は、圏央道開通後に撤去されるため、物理的な問題が解消された。

新駅は市からの請願で建設される「請願駅」で、費用は全額が市の負担となる。駅舎建設や周辺整備などで60億円以上掛かる見込みで、多額の負担の受け入れについて市民の意向を問うことにした。

条例案が可決されれば、住民説明会を開いた後、住民投票を実施。投票日は12月15日を想定。過半数の賛成意見を得た場合、本年度内にはJR東へ正式な要望書を提出する。市は20年の新駅開業を目指している。

定例会見で石津賢治市長は「新駅は北本の長い懸案だった。JRには毎年要望してきたが、ついに前向きな返事を得た。ただ金額が大きいため、市民に建設の是非を問いたい」と話した。

2013年8月22日 埼玉新聞 より転載




賛成・反対 それぞれの声



今回の住民投票について、市側は完全に賛成の立場に回っています。
そのため、市の広報紙である「広報きたもと」および北本市長が会長を務める「高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会」が配布するチラシは賛成を促すような内容となっています。

高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会 のHPより引用

高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会 のHPより引用



住民に賛否を求めるならば、賛成・反対両方の意見なり、メリット・デメリットなりを並べてくれないと、なかなか判断することができないと思うのですが、税金を使って作成した公式のチラシは公平感に欠く仕上がりです。

しかも、この新駅設置促進期成会へはこのチラシをはじめ看板作成やのぼり作成、ポスター作成、新聞折込、コンサルティング費用など総額13,530,300円が税金からつぎ込まれているそうです。

僕はこの記事を中立の立場で書こうと思ったのですが、ちょっと違和感を感じざるを得ません。



一方、反対派もチラシを作成しています。

こちらは一枚岩と言う訳ではないようで、危機感を持った市民が作った複数のグループと数人の市議会議員に分類されます。
それぞれが新駅の設置には納得いかない理由をお持ちのようですが、公的な予算がついているわけではないため、各組織がそれぞれ手弁当で集まり、手製のチラシを配布している状況のようです。



収集したそれぞれのチラシを紹介!



住民に賛否を問う住民投票だからこそ、公平な情報のもと、公平な判断を下したい。
その思いから、現在までに手元に入手したチラシを紹介します。

新駅設置に賛成と思っている人も、反対と思っている人も、双方の意見を平等に評価して12月15日の投票に望みましょう!

ちなみに、石津市長は次のようにコメントしています。

北本市長「結果に従う」 JR新駅是非の住民投票で

北本市の石津賢治市長は二十一日の定例会見で、JR高崎線北本-桶川間に新駅を建設する是非を問う住民投票について「(賛否の)一票でも上回った方に従う。それが民主主義のルールだ」と述べ、投票結果を順守する考えをあらためて強調した。
石津市長は「市民に判断を委ねて(事業を)進めることは良いこと」とも述べ、賛否が分かれるケースでは今後も住民投票を活用する考えを示した。

新駅建設の是非を問う住民投票は十二月八日に告示され、十五日に投開票が行われる。自治体が推進する事業の是非を争点にした住民投票を、自治体側の提案で実施するのは全国的にも珍しい。
新駅は「請願駅」のため、駅舎や周辺整備のほとんどを市が費用負担し、JR側へ寄付する形を取る。総事業費は約七十二億円。市は二〇一七年度中に着工し、一九年度中の開業を想定している。 (花井勝規)

2013年11月22日 東京新聞 より転載



それでは、以下に各団体のチラシと主な主張を列記します。

まずは賛成派のチラシから



広報きたもと11月号特別号



▼PDFファイルが開きます!

【新駅設置住民投票】広報きたもと11月号特別号

スクリーンショット 2013-11-24 20.53.33

以下、抜粋となります。

◆なぜ、新駅が必要なのか

>>北本市の人口は平成42年(2030年)には現在の69,038人から60,000人を切ると予測されています。新駅設置は人口増加を促し、賑わいとふれあい創出します。市全体の活性化の「核」となり、50年後、100年後の市民に残す貴重な財産となります。

◆新駅による効果

1.新駅が持つ様々な機能
バスやタクシー、自転車などの各種交通を結びつけ、交通の利便性を高めます。
また、市街地の骨格を形成し、住環境や商業等の業務環境の拠点となります。

2.人口の増加
試算では、現時点から開業5年後で約3,200人の人口増を見込んでおります。

3.税収の増加
新駅周辺では利便性が向上することで資産価値が上昇し、固定資産税、都市計画税が増収になると予想しています。
新駅開業から21年で市が負担する建設事業費を上回る税収を見込んでいます。

4.建設による経済波及効果
埼玉県全体で、約113億円と予想しております。

◆事業概要

>>新駅を設置することが決まりましたら、地権者や市民の皆さんとともに、まちづくりの方向性を検討してまいります。
総事業費は鉄道施設(駅舎、ホームなど)で約51億円、駅前広場や道路等で約21億円、合計72億円を見込んでいます。

◆Q&A

Q
新駅建設に庁舎建設基金を活用すべきではないのでは?

A
庁舎建設基金の活用以外に現在の北本市に新駅建設のための財源を用意する方法はありません。
借り入れも問題のない額であれば、そのやりくりを行うべきと考えます。



北本市のオフィシャルなチラシは財政上も問題ないため、将来の人口減少への対策として新駅が必要と訴えています。



高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会



▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会

続いても賛成派となる期成会のチラシとなります。
石津市長が会長をつとめ役所の都市整備部新駅建設推進課(まだ賛否も決まってないのにこんな課ができあがっているんですね)が事務局となっている組織。
スクリーンショット 2013-11-24 20.55.35

以下、抜粋となります。

駅をつくり、人を呼びこむ。
北本100年の計にあなたの一票を!

生産人口が減れば、税収も減ります。
高齢化が進めば、福祉や医療費は増大し財政を圧迫します。
私は、新駅建設こそ、北本市の人口減少
高齢化対策そのものだと考えています。

未来への投資は、現世代の責任です。
高崎線桶川・北本間新駅設置促進期成会 会長(北本市長)石津 賢治

Q
人口が減っているのに、新駅は本当に必要なの?

A
北本駅では人口減少の影響で乗降客数が減っています。今回の新駅建設は、人口減少対策の一環として駅周辺に住宅を供給し、若い世代が魅力的に感じるまちづくりを可能にする事業です。人口減少を放置しておけば、税収が減り、福祉にも影響がでてきます。だからこそ、利便性を高め、住みたくなるようなまちづくりをしていく必要があるのです。

Q
72億かけて大丈夫なんですか?

A
事業規模も財政的にもまったく問題ない、未来への投資です!

「北本市の予算規模は200億円なのに、72億円もかけて市の財政は破綻する!」とおっしゃる人もいますが、例えば、約78億円をかけて学校の耐震改修工事を行っていることからもわかるとおり、北本市の予算規模で実施できない事業ではありません。

Q
新駅での停車時間で、北本駅では待ち時間が増える?

A
将来の北本駅に快速電車が停車する可能性も!

現在の運行では、新駅に停車する時間がロスになると想定されます。ただし、高崎線の快速電車の停車駅から想定すると新駅が北本駅と桶川駅の間にできることで、将来的に北本駅に快速電車が停車する可能性も考えられます。



推進側がつくったチラシだけあり前向きなことしか書かれていません。
あまりにもポジティブ過ぎて逆に心配になってしまうような内容となっています。

単純に考えても、新駅が出来る事で北本駅を利用する人は今より確実に減ることになります。
人口が減ると予測しているのだから、間違いなく今より減る事になります。

乗降客数が減っていく駅に快速電車を止めるメリットがどこにあるのでしょうか?

などなど、「本当にちゃんと考えたんですか?」と言いたくなるような内容となっています。

おっと、中立の立場のつもりが・・・失礼しました^^;



現さんの 心に響くまちづくりニュース



▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】現さんの心に響くまちづくりニュース

ここからは反対派のチラシとなります。
まずは定期的に駅で市政報告を行っている現王園たかあき市議のチラシから。

このチラシも早朝に北本駅で配っていたものとなります。現さんは主に「お金」の切り口で市政をチェックしている議員さんです。

スクリーンショット 2013-11-24 21.14.57

以下、抜粋となります。

全額地元負担で重くのしかかる巨額の借金!!

全額地元負担となる新駅建設費の現金が無い!従って、新庁舎(市役所)建設のために歴代市長が積み立ててきた庁舎建設基金18億8,000万円(条例による目的基金)を使うという禁じ手を使う。すると、現在建設中の庁舎建設費は31億円、こどもプラザ3億9,000万円の借金、これでは市債がふくれあがる一方です。

新駅周辺高齢化率(65歳以上)急上昇(2013年7月31日現在)

新駅建設予定周辺の高齢化率は、南団地46.77%(2010年33.69%)、京王34.16%(同年30.59%)、二ツ家一丁目30.73%(同年25.23%)、中丸二丁目33.80%(同年31.21%)と年々急激に上昇します。人口減少、少子高齢化に伴って、駅利用者は年々、激減します。

北本市の将来を展望する財政フレームを!!(提案)

これからの人口減少・少子高齢社会の本格的な到来という社会構造の大きな転換期を迎え、税収の増加を見込むことは難しい状況の中、公民館、保育所、ごみ焼却場など既存の社会資本ストックは、老朽化が進み、今後続々と更新期を迎えています。
このため、維持管理コストが増加するとともに、多額の更新経費が必要となるなど、財政需要の増加が見込まれるという三重に厳しい時代の到来を迎える状況にあっても、市民ニーズに的確に応えるとともに北本市の将来を展望する施策にも積極的に取り組むことができる、中長期的な視点を重視した財政運営を行うための「中期財政フレーム」の作成が急がれます。

単なる収支均衡でない、強固で弾力的な財政体質を築き上げることこそが今、北本市に求められる喫緊の大きな課題であり、駅の設置は将来を見据え慎重に扱う問題です。

提案:多額の借金よりもコミュニティーバスの定期運行の方が安価で便利です。



昨年度の決算内容から何にどのくらいの税金が使われているかがチラシには詳しく書かれています。
経済的な視点からこれからの人口減少に向かう市が取るべく対策として「箱物ではなく、人にやさしいまちづくり」を提案しています。

この主張は理想なのか?駅を作った方がみんながHappyになれるのか、想像力を働かせて考える必要がありますね。




工藤日出夫議会レポート第109号(2013.10)




▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】工藤日出夫議会レポート第109号
反対派の2枚目も市議会議員さんのチラシです。
新党・市民の力代表の工藤日出夫市議の議会レポート、この議員さんも定期的に駅でレポートを配布していますので、毎回読ませてもらっています。

チラシの内容は主に税金の使われ方についてレポートしています。
スクリーンショット 2013-11-25 21.27.36

以下は、抜粋となります。


◆新駅は人口増・経済効果も限定的か

新駅効果として、人口は開業5年で3,200人増加。税収(固定資産税)の増加で、開業後22年で事業費(市負担分)を上回る。経済波及効果113億円と説明しました。

しかし、新駅周辺での人口増は、北本市より桶川市域に優位に働く可能性があります。経済効果の113億円は、埼玉県全域の資産で、業種では建設業が1位となっています。新駅効果は、市の税金が3分の2以上投入されながら、市内への波及効果は極めて限定的といえます。

私たちは、条件付で新駅を必要と考えています。しかし、今回議会に提案された計画(事業費72億円、北本市の単独事業)には、数値の根拠も説明されていません。このような不確定な計画には賛成できません。


◆中立であるべき市長「民間団体に補助」で強引に賛成誘導か

本来中立であるべき市長が、「市長としては表立って賛成運動はできないが、自分が会長をしている『期成会』に運動費を税金で補助し、賛成の運動を進める」と期成会からの要望です。ある議員が「賛成の団体に補助するなら、反対の団体にも補助するのか」と質したら、「市は賛成の立場だから反対団体には補助しない」と答弁。
こんな不公正・不公平・不平等な税金の使い方があるでしょうか。補助する公金は、賛成・反対に関係なく、納められた税金です。


◆税金丸抱えの賛成運動に「正義」はあるのか

反対する人たちの運動は「手弁当」で汗を流し、市長肝いりの賛成運動は「税金丸抱え」では、北本市に正義はありません。
新駅賛成の運動する市民は、税金で雇われたコンサルタントがデザインし、税金で作ったパンフレットを持って、「賛成」をお願いに行くのだろうか。自身と、確信と、誇りをもって、新駅建設に慎重な人を説得できるのでしょうか。



確かにこの住民投票は、がんばって中立の立場で考えようと思っても、不公平感が拭えないんですよね。



不公平ということでは、このチラシでも言われている「桶川市民が得をするのでは?」ということがあります。
市のHPや集めたチラシをみても立地位置がよく分からないので、Google Mapを使いお絵描きしてみました。
スクリーンショット 2013-11-15 8.27.34 赤い線の中が北本市です。
徒歩通勤圏となりえる半径2kmで円を描くと半分以上が桶川市となります。
しかし、桶川市とは協議すらしておらず、あくまでも北本市の事業ということで北本市民が全額負担することになるそうです。



北本のまちづくりを考える市民の会



▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】北本のまちづくりを考える市民の会

ここからは市民団体によるチラシを紹介していきます。
まずは「北本のまちづくりを考える市民の会」という団体から。
スクリーンショット 2013-11-25 22.21.43

以下、抜粋となります。

◆桶川市が駅建設に加わらないのはなぜ?

駅ができれば、駅利用者の半分は桶川市民になります。なのに桶川市民との合意がないまま、建設の費用を北本だけで負担して急いで進めようとするのは、どう考えてもおかしいのではないでしょうか。
経済効果があるというなら、そのことをしっかり説明して、桶川市の合意を得ることが先だと思います。


◆(駅)利用者が二分され、北本駅がさびれるのでは?

北本駅・桶川駅の乗車人員は減少傾向。新駅ができれば、北本駅の乗車人員が二分され、北本駅周辺がさびれてしまわないでしょうか。新たな駅の利用者がどのくらい増えるのかは未知数?(共倒れが心配です)


◆他市の駅建設の地元負担は?(ネット調べ)

スクリーンショット 2013-11-25 22.27.48 他市の例と比べると、北本市の負担はあまりにも大きすぎます。



コンパクトによくまとまったチラシとなっています。
他にはない視点である

「新駅ができると北本駅周辺がさびれる」


他市と比べて地元負担が極端に多い

ことなど、分かりやすく要点をついていますね。

こうした市民の質問に市側は答えているのでしょうか?その辺が分からないんですよね。



新駅の住民投票に行こう!市民の会



▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】新駅の住民投票に行こう!市民の会

次も反対派の市民団体が作成したチラシです。
賛成であっても反対であっても「住民投票に行こう!」と訴えています。
スクリーンショット 2013-11-25 22.39.32

以下、抜粋となります。

次の問いに答え、必ず投票に行きましょう。

1.新駅事業費72億円、半分以上借金で行政サービスが低下するが建設すべき。

2.新駅建設のためなら庁舎建設基金約19億円を使い、その分庁舎建設費約19億円は借金してもよい。

3.新駅は、桶川市民も多数利用するが、72億円のほぼ全部を北本市が負担してでも進める。

4.新駅は「まず作る」。その後の経費や借金は、人口が増え、子どもや孫など次の世代が返すから心配ない。

5.新駅建設を急げ。ゴミ焼却場の建設や医療・介護・子育ての充実、道路や公共施設の改修は後回しで良い。

●「いいえ」がある方は、12月15日住民投票に行き<反対>に○をつけてください。そうでない方は賛成を。
●住民投票を棄権すると<賛成>が上回り、新駅ができます。
●住民投票を棄権することは、市の借金の連帯保証や救急医療など行政サービスの低下を認めることになる可能性があります。



新駅設置を待ち望んでいた人はこぞって投票に行くことでしょう。
逆にどっちでもいいと深く考えていない人は投票に行かないと予想されます。

今回の住民投票は投票率は関係なく、単純に賛成・反対の票が多い方が勝ちとなります。
反対の人も棄権ではなく、必ず「反対」の意思表示をすることが大切です。



税金負担による新駅建設に反対する市民の会報



▼PDFファイルが開きます!
【新駅設置住民投票】税金負担による新駅建設に反対する市民の会報

最後のチラシとなります。もう少しお付き合いください。

最近自宅のポストに入っていたチラシです。
11月9日に行われた説明会の質疑応答が記載されていますので危機感を感じた市民が急遽つくったものでしょうか。
スクリーンショット 2013-11-26 0.01.22

以下、抜粋となります。

◆新駅建設に関する<市民説明会>(本町西高尾コミュニティ)質疑応答より

説明会に参加した市民は「計画性の無さ、コンサルタント任せ、市全体の経済・財政等は全然検討されていない」と怒りを超えて失笑。
(主な質疑応答は下記の通り)

1)「新駅の設置は人口増加を促し、賑わいとふれあいを創出します」と西口広場改修時も同じ説明であったが、現状では一向にその気配はないではないか?

→新駅建設と同時に考えます。(要するに無策)

2)新駅建設地の半径2km面積の54%を占める桶川市との協議は?

→現在呼びかけはしていません。

3)開業5年後で新駅周辺人口が約3,200人増との説明で、他方、人口推移では減少傾向が続き平成32年には65,201名で3,200名増えても69,000人以下。平成42年には6万人割れとなり、人口増加とは言えないのでは?

→3,200人増以外の人口増加の市独自の試算はありません。

4)新駅で北本市全体の人口変化は?

→計算していません。

5)3,200人増加の内、新駅近くの久保地区増加を1,668人と試算しているが、区画整理は平成37年完成で現在は30%の進捗。新駅完成には間に合わないのだから訂正すべきでは?

→口籠り答えられず。

6)新駅建設による経済波及効果は埼玉県全体で約113億円との説明だが、北本市の経済波及効果は?

→計算していません(埼玉県で提供している「経済波及効果分析ツール」で県全体の計算を出した数値と判明)

7)新駅周辺開発費エリア9ヘクタール(内駅広場・取付道路除く)は?

→72億円には含まれまていません。

8)市債の償還は1年当たり3億円の如くの説明だが、今までの借金返済金は含まれていません。(24年度を例にすると、返還金は15億円で計18億円になる。)

9)市役所「新駅推進課」と「新駅設置促進期成会」の表裏一体の「住民投票には賛成せよ」説明会で、メリットだけを説明し、提案通りの波及効果が見られない場合のデメリット・リスクも示すべきでは?

→時間が迫っているとのことで、明確な回答は得られないまま閉会となった。


全9回行った市民説明会では、どこの会場でも8割から9割が反対意見だったと漏れ聞いています。

このチラシは反対派の方が作成しているため、上記の記載内容も目立った質疑を抜き出したものだと推測できますが、さまざまな市民団体の突っ込みどころがおなじようなことからも、どうも見切り発車的な計画で進んでいるように見えてきますね。



住民投票に向けてのまとめ



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30年以上前の計画がやっと実現するかもしれないと、市庁舎建設の資金を回してまで強引に新駅設置に突き進む市側と、人口減少に向かうなら駅をつくるのではなくもっと他にやるべきことがあるだろうと主張する市民が対立する構図が見えてきました。

もちろん、こうして声を上げる人は全体のごく一部ですから、投票の結果はフタをあけるまでは分かりません。

僕がこの騒動を見ていて感じているのは、反対派の人がチラシを作ったり集会を開いたりして「なぜ反対なのか?」という主張を堂々と語っているのに比べ、賛成派の市民の主張をほとんど見かけることがないのはなんでなんだろう?ということです。


駅の設置が市民の切実な要望だとしたら、賛成派の市民がもっとアピールして賛成票確保の運動をするのが一般的だと思うのですが、そんな声がまったく聞こえてこないんですよね。

ここにこの騒動の本質があるのではないでしょうか?

そう考えると、冒頭で指摘した

一体誰が得をして、誰が損をするのか?


という構図がぼんやりと浮かび上がってくるのではないでしょうか?


この街でこれからも暮らしていくために、多くの市民がどんな判断を下すのか?
投票は12月15日です。


photo credit: HikingArtist.com via photopin cc

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コメント

  1. 上尾市民 より:

     こんにちは。偶然読んでコメントします。個人的には新駅を作った方が良いと思います。自動車依存を少しでも下げるためです。
     しかしこの駅の規模でこれだけ予算をかけるのは不自然ですね。明らかに他の目的があると思われます。
     桶川市にも協力を要請し、建設費を安くするべきでしょう。普通電車しか止まらない駅になるでしょうしね。
     住民投票の結果は、新駅に反対と言うより予算案に不信感を持つので反対、という感じがしましたね。あるいは市長をはじめ推進派への不信と言えるのかもしれません。

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