そんなに昔から知ってたなら早く教えてよ!知らずに食べてると文明を滅ぼすかもね

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そんなに昔から知ってたなら早く教えてよ!知らずに食べてると文明を滅ぼすかもね昼間がまだまだ蒸し暑いと思っていたら、夜になって急に気温が下がってきました。体調を崩しやすい気候です。そろそろ冷たいものを摂るのをやめて、身体を暖めるようにしていきたいですね。

今日は「いまさら?」感がただようかもしれませんが、環境問題の古典を引っぱり出しました。
でも、今だからこそ、振り返る必要があると思っちゃいましたね。

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あらためて「沈黙の春」をよむ


水銀で健康被害?


中国からのPM2.5の飛散が心配されていますが、一方で世界遺産への登録で話題の尽きない富士山の方から、何やらイヤなニュースが入ってきました。
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富士山頂平均超す水銀、中国から越境汚染か

富士山頂(3776メートル)で8月、大気1立方メートルあたり2・8ナノ・グラム(ナノは10億分の1)の水銀濃度が測定され、全国平均を上回っていることが、滋賀県立大の永淵修教授(環境科学)らの調査でわかった。

永淵教授は「気象条件も合わせて分析すると、中国から汚染された空気が流れてきたことが原因とみられる」と指摘する。

(2013年10月3日07時17分 読売新聞)より引用


健康に影響のあるような濃度ではないとのことですが、実際に地上にどの程度影響があるのか、すでにどの程度蓄積されているのかなど、考えてしまいますよね。だって長い目でみて影響あるかもしれないけど、目に見えないモノに関してはインペイされてしまうということを学んでしまいましたからね。

水銀に関しては水俣病という悲惨な歴史がいまなお継続中ということを、日本人であればある程度常識としてしっておいて欲しいことです。
そして、あまり意外と軽視されているのが、さかなに含まれる水銀が妊娠した女性にとっては好ましくないこと。

あの「食べて応援」の厚生労働省からも、こんなパンフレットが出されているくらいです。

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項(平成22年6月1日改訂)

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項(平成22年6月1日改訂)


キンメダイやメカジキ、クロマグロなど、普段食卓にあがるサカナに水銀が濃縮されるという現実があります。

これらのサカナは海の中では食物連鎖の上位に位置する生き物ですので、水銀にかぎらず、ひとたび海が汚染されれば「たいしたことない量」であっても、捕食>濃縮>捕食>濃縮>・・・と繰り返しているうちに、だんだんと濃くなっていってしまいます。
それは、放射能であっても同じことですね。

さらに、サカナの食物連鎖の上位にくるのが、鳥類であり、ほ乳類であり、つまり僕たち人間になるのです。


すべて予測されてた
-レイチェル・カーソン-「沈黙の春」



このような有毒物質や化学物質の乱用による生物濃縮による人体と環境への悪影響を、いち早く察知して警告したのが、レイチェル・カーソン女史の書いた「沈黙の春」というタイトルの本です。

このブログにたどりついた人の多くは環境問題に興味のある方でしょうから、すでにご存知の方も多いと思いますが、知らなかったという人は、一度目を通して見てください。
有名な本なので図書館などにもおいてあると思います。

今から50年も前に指摘していたことが、今まさに現実となって、世界のあちこちでその愚策が繰り返されています。
この本の一節を引用します。

二十世紀というわずかのあいだに、人間という一族が、おそるべき力を手に入れて、自然を変えようとしている。
ただ自然の秩序をかきみだすのではない。いままでにない新しい力ー質の違う暴力で自然が破壊されていく。ここ二十五年の動きを見れば、そう言わざるをえない。たとえば、自然の汚染。

空気、大地、河川、海洋、すべてがおそろしい、死そのものにつながる毒によごれている。そして、たいていもう二度ときれいにならない。食物、ねぐら、生活環境などの外の世界が汚れているばかりではない。禍いのもとは、すでに生物の細胞組織そのものにひそんでいく。もはやもとへもどせない。

汚染といえば放射能を考えるが、化学薬品は、放射能にまさるとも劣らぬ禍いをもたらし、万象そのもの、ー生命の核そのものを変えようとしている。

核実験で空中にまいあがったストロンチウム90は、やがて雨やほこりにまじって降下し、土壌に入りこみ、草や穀物に付着し、そのうち人体の骨に入りこんで、その人間が死ぬまでついてまわる。

だが、化学薬品もそれに劣らぬ禍いをもたらすのだ。畑、森林、庭園にまきちらされた化学薬品は、放射能と同じようにいつまでも消え去らず、やがて生物の体内に入って、中毒と死の連鎖をひき起していく。

また、こんな不思議なこともある。
土壌深くしみこんだ化学薬品は地下水によって遠く運ばれていき、やがて地表に姿をあらわすと、空気と日光の作用をうけ、新しく姿をかえて、植物を滅ぼし、家畜を病気にし、きれいな水と思って使っている人間のからだを知らぬまにむしばむ。アルベルト・シュヴァイツァーは言うー

《人間自身がつくり出した悪魔が、いつか手におえないべつのものに姿を変えてしまった。》


この本でレイチェルは、化学物質をいう人間が手に入れた「おそるべき力」が「食物連鎖」や「生物濃縮」をとおして、最後は人間にもどってくる。「生命の連鎖」が「毒の連鎖」にとってかわるということを訴えています。

そしてこの「おそるべき力」というものを、先の戦争が産み落とした「核」と「化学物質」と言い切っています。

さらに根源的な問題として、つぎのような指摘をしています。

「人類全体を考えたときに、個人の生命よりもはるかに大切な財産は、遺伝子であり、それによって私たちは過去と未来につながっている」


この遺伝子に影響がおよぶことを、

「私たちの文明をおびやかす最後にして最大の危険」

と言っています。

僕自身、いま一度、この本を読み返してみたいと思いました。

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